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【開催レポート②】「思い」を見つめ、「思い」をつむぐ  秋の鎌倉ダイアローグ in 亀時間(2023年10月27日-28日)

皆さまこんにちは。少し時間が経ってしまいましたが、10月に行った第2回の鎌倉ダイアローグの開催レポートをお届けします。今回は、関西からはるばるお越しいただいた方も含め5名の方が集まってくださり、とても温かい時間となりました。プログラム中の写真や実際に参加された方の感想を通して、少しでも鎌倉ダイアローグの雰囲気が伝わればと思います。



1泊2日のスケジュール

【1日目】
13:00 集合(亀時間)
13:30〜 チェックイン・自己紹介
14:00〜 イントロダクション
14:30〜 旅のお話「旅とは、新しい扉を開けるようなもの」
16:00〜 夕日を眺めながらの温泉(稲村ヶ崎温泉)※希望者のみ
18:30〜 夕食準備
19:30〜 夕食
21:00〜 夜のプログラム「ことばと出会う」(”火”を囲んで対話)
23:00  就寝

【2日目】
8:00〜  朝食
9:00〜 ジャーナリング(海へお散歩)
10:00〜 朝のプログラム「わたしの心の箱」(簡単な創作ワーク)
11:00〜 シェアリング(ニーズカード)
13:00〜 昼食
14:00頃 解散(亀時間)


イントロダクション

今回のテーマは「思いを伝えるということ」。大宮エリーさんの小説「思いを伝えるということ」をモチーフにしていくことを、この本と出会ったエピソードとともにYoshikoちゃんが説明してくれました。

大宮エリーさんの詩を共有


旅のお話「旅とは、新しい扉を開けるようなもの」

今回のプログラム一つ目はYoshikoちゃんによる「旅のお話」。
思いを伝えるということ」の中に出てくる「立ちはだかるドア」と「鍵」の詩とともに、4ヶ月に渡るヨーロッパでの旅の話は、参加者に「これから開けたいドアは?」を投げかけ、みんながふと人生を振り返る、そんな時間となりました。

「人生はどんどん新しいドアを開けていくこと」

夕日を眺めて

海まで3分の「亀時間」。10月下旬の日没時間は16時50分頃。みんなで材木座海岸まで足を運び、ゆっくりと海に沈んでいく太陽を眺め、「思いを伝えるということ」の中にでてくる「夕日を見る人々」の詩を味わいました。

沈む夕日


夜のプログラム「ことばと出会う」(”火”を囲んで対話)

夕食はみんなでお鍋!わいわいと食事の準備をするのも今このタイミングで出逢った人たちとともに過ごす大事な時間。とはいえ、お鍋の量が多く満腹な夕食となりました(笑)

その後は、夜のプログラム。「思いを伝えること」に登場する「言葉のプレパラート」という詩をモチーフに、自分の持っている「ことば」、「価値観」に目を向けるワークをYukoちゃんが実施。キャンドルを囲みながらのワークは、思いが溢れるひとときとなりました。

夕食準備もよき時間
「私の大事な価値観とは?」


朝のプログラム「わたしの心の箱」(簡単な創作ワーク)

翌朝も秋晴れの鎌倉。起きてすぐ海へ散歩に行けるのは、このリッチ抜群な「亀時間」ならでは!絶品の朝ごはんを食べ、ジャーナリングをした後、ペアに分かれて海へお散歩に出かけました。

そして、朝のプログラム「わたしの心の箱」(簡単な創作ワーク)をスタート。こちらも「思いを伝えること」にある「心の箱」の詩・小説を共有し、それぞれ「自分の心の箱」を作ります。ふわふわの綿・毛糸・キラキラモール・風船・ぷちぷち・和紙・シールなどを使って、白い箱の中に自分の心模様を描き、ニーズカードを使ってシェアしたあと、最後にその箱にオノマトペでタイトルをつけました。

昨日とは違った表情の海
心にも身体にも染み渡る亀時間の朝食
白い箱に自分の心模様を描きます
さまざまな材料を目にするとけっこう夢中になります
心の箱。タイトルもそれぞれ!

今回も「はじめまして」の人もいましたが、2日間のプログラムを通して会話が途切れることはほとんどなく、優しい関わりの中で、それぞれが自分を見つめ直せるような温かい時間が流れていたように感じました。

参加いただいた方からの感想

Q.一番印象に残ったプログラムはなんでしたか?

旅のお話。何を経験したかではなく、どんな理由で選んだのか、その時の気持ちなどプロセスを知れたことがとてもおもしろかった。また、「みんなにはどんなドアが現れて開けるという選択をしたのか」一人ひとりの話を聞けて、その人を知れるきっかけになったのがとてもよかった。

夜のプログラム「ことばと出会う」。初対面の方と蝋燭の中で本音が、語れた感じがすごく新鮮で楽しく不思議な体験でした。

朝のプログラム「わたしの心の箱」。心の表現の多様性にただただ驚かされたから。そして、私の心がどんな感じ?と考えられたこと。納得してるけど、でも殻をやぶれない自分への気づきもありました。

Q.2日間のプログラムを終えて、自分について気づいたことはありましたか?

これまで、「別れ道が複数ありそれを選ぶ。失敗したらもう1つの道を選べばよかったのか、と後悔する」みたいな考えがあったが、ドアの話を聞き、自分にとって必要(かもしれない)ドアを開けるか開かないということで、失敗も含めて進んでる、と気づきを得られた。

自分と向き合うには、自分が大事にしたいと思っていることを、普段の生活では実践できていないことに改めて気づきました。日常では見えなくなっていることを非日常で気づく機会となったと思います。

自分と向き合うには、人との関わり・対話が必要なんだなと改めて実感。環境も、そこに集う人も、場づくりの根底に流れるものがあるからこそ、安心して語り合えるのだなぁと。感謝でいっぱいです。

いかがでしたでしょうか?ご参加いただいた方からの感想にもあったように、自分と向き合うのにはどうやら非日常に身をおき、人との関わりが必要なようです(私自身も)。

あらためてご参加いただいた方に感謝申し上げます。そして、今後ご参加を検討している方への参考になれば幸いです。
また皆さまとお会いできるのを楽しみにしております!

道草ダイアローグ
Waka
Yoshiko
Yuko


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