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#野菜料理

ジャガイモのグラタンは熟成がおいしさの秘密

ジャガイモのグラタンは熟成がおいしさの秘密

じゃがいも料理の究極の形はグラタンではないか、と思います。じゃがいもと乳製品の相性は抜群。今日はグラタン・ドフィノワをつくります 。グラタン・ドフィノワは調理師学校に入学すると最初に習うフランス料理です。

グラタン・ドフィノワ
 ジャガイモ 500g(皮を除いた重量)
 生クリーム 200c(乳脂肪分45%)
 牛乳 200cc
 塩 5g(小さじ1)
 ニンニク 一片
 

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とまらない!野菜の花椒醤油漬け

とまらない!野菜の花椒醤油漬け

こんな時だから、と4月1日からレシピを公開しています。
昨日までで10品。
当初は、2、3日にひとつあげればいいかな、と思っていたのですが、気がつけばほぼ毎日(笑
過去のレッスンのレシピを中心に、レッスンでご紹介していないものも織り交ぜつつ。

これまでご紹介した中で、作りました!という声が一番多いのは、黒酢鶏でしょうか。材料が少なく、鍋に入れてほおっておける、メインになる料理、というのが理由かな

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タケノコのあく抜き考察

タケノコのあく抜き考察

「大根おろしで筍のアク抜き」という記事の続きです。インターネットを検索すると多数のhow to 記事が出てきます。一般的なタケノコのゆで方(アク抜き)は〈穂先を切り落とし、米ぬかと唐辛子と一緒に茹で、そのまま冷ます〉というものです。

例えば『プロが教えるたけのこのゆで方。ぬかなしでもアク抜きできる!』(FOODIE)という記事には

とありますが、赤唐辛子を入れることに科学的な根拠はないことはす

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ブロッコリーの蒸し焼き

ブロッコリーの蒸し焼き

欧米と日本の料理本の違いは写真の多寡と言います。欧米では写真のない料理本のベストセラーが結構、ありますが、日本では少ない。(と思う)そもそも日本ではファミレスのメニューにも写真がついていますし、食品サンプルという文化もありますが、料理本でも写真が評価の大きなウェイトを占める印象があります。

とはいえ、日本にももちろん文字だけの料理本はあり、なかでも僕のお気に入りは丸元淑生さんのこの本です。

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よく冷えた白ワインとの相性抜群の『ズッキーニのポワレ、ミント風味』

よく冷えた白ワインとの相性抜群の『ズッキーニのポワレ、ミント風味』

夏野菜のズッキーニのシーズンもそろそろ終わり。しかし、本当においしいのは名残の今の時期だと思います。

このズッキーニ、成長が早いので収穫時期が難しい野菜ではありますが、あまり小さいものや味がのっていないのでトマトなどと組み合わせたりする必要があります。あまいにも大きいものはとろけるような食感になるので、長時間加熱すると性質が生きてきます。とはいえ、写真くらいの大きさがベスト。

まずはズッキーニ

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ロメスコソースの作り方

ロメスコソースの作り方

ロメスコソースはナッツや赤ピーマンを使ったスペインのソース。ネギを真っ黒になるまで焼いて食べる「カルソッツ」という料理にあわせますが、肉や魚、野菜まで何でもある万能ソースです。

材料
にんにく 1個
赤ピーマン 1個
アーモンド 40g
トマト缶のトマト 2個
塩     4g
オリーブオイル 85cc
シェリービネガー 8g(または米酢8g)
スモークパプリカ 3.5g〜4g(なければ普通のパ

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ベストロールキャベツの作り方〜パンかご飯か問題〜

ベストロールキャベツの作り方〜パンかご飯か問題〜

洋食の定番、ロールキャベツ。起源はロシア料理のガルブツィという料理とされていますが、キャベツで肉ダネを巻き、煮込んだ料理は世界中で作られています。例えばフランスではシューファルシという料理があります(シューはキャベツ、ファルシは包んだという意味です)でも、日本の洋食であるロールキャベツはそのなかでも特別に美味しい。今日はベストロールキャベツの作り方を探ります。

まずは具材の検討
ロールキャベツの

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