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SAYONARA卵巣、GOODBYE子宮:卵巣腫瘍ができちゃった(5)「土砂降り理論」

前回は、病気が発覚した直後から現実を受け入れるまでの経緯を綴りましたが、ここでちょっと脱線して私なりの「壁」にぶつかった時の対処方法について触れておきたいと思います。

私は元々、綺麗な景色を見ても「うわぁ綺麗!」と口では言いながら「この場所が土砂降りだったらどんなだろう?それでも綺麗だと思うかな?」とか考えてしまうタイプです。(絶景巡りの番組とか観ようもんなら土砂降り三昧。世界遺産も何もかもぜーんぶ土砂降り。足元ぐっちょぐちょ。)
要するに常に最善と最悪の両方のパターンを想定する癖がついているのです。
こうして文章にすると我ながら「可哀想に、どうしてそんなに捻くれちゃったの…」と思わなくもありませんが、これが結構効果的なのです!

嫌なことの前には起こりうる中で最も最悪なパターンを想定し「うわぁ〜もう最悪、絶っっっっ対嫌だわ!!」と徹底的に嫌がります。
するとあら不思議!これまでの経験上、その想定よりも現実の方が最悪だったことは一度たりともありません。いつだって「なんだ、思ったより楽勝!もっと最悪なことになるかと思った!よかった〜」で着地できるのです。

病気との向き合い方も、今のところ私はこのパターンで乗り切っています。名付けて「土砂降り理論」。知らんけど。
今回の場合の"最悪のパターン"は本当に"最悪"なので、シミュレーションもクソもあるかい!と投げ出しそうになったりもしたけれど、わたしは元気です。(お腹の傷はグロいけど )※術後3週目現在

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