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親はできることで応援する

息子Mozuは小さい時から絵を描くのが大好きな子どもでした。


小学校の時もあまり勉強せず、漫画ばかり描いてましたね〜。

小5の時、周りは皆んな塾に行ってるので、息子に聞いてみたんです。

「塾行ってみる?」

すると息子は「塾は死んでも行きたくない!漫画がもっと描きたい。」と。

いやいや、死んでもらっちゃ困るので(笑)、漫画を描くペンやインク、原稿用紙などが入った「まんがツールデラックス」を買ってあげたんです。


息子はめちゃめちゃ喜んで、それから毎日のように漫画を描いてました。

まあそれまでも毎日描いていたんですが(笑)

やがて、初めて原稿用紙に本格的に描いた漫画を私のところに持ってきたんですが、これがですね、とっても良くできていて、結構感動したんですよ。

「いい線描けたなー!」「お前は天才だな!」って褒めまくり。

当時わたしは印刷の仕事をしていたので、翌日会社に持って行ってすぐに原稿をスキャン。

さらにパソコンでネームを打ち込み、印刷して製本して20冊の漫画本を作ってあげました。

当時仕事で使っていたPhotoshopで作成


パソコン上で自分の作品がどんどん素敵になっていくのを、息子は横で目をキラキラしながら良く見ていましたね。

翌日息子は、20冊の漫画が入った紙袋を両手に抱えて学校に持っていったんですが、みんなが我先に取り合うほどの大人気!

あっという間になくなり、先生もその漫画をみんなの前で「凄い上手だねー!」と褒めてくださいました。

学校から帰ってくるなり「お父さん!全部売れたよー!」

って、売ってるわけではないのですが(笑)

すかさずわたしが「よーし!増刷だ!!」の一言。

結局その漫画は増刷が続き、4刷まで!


自分の表現したものでたくさんの人に喜んでもらえることに、とても感動したようでした。

その後、息子は高校生の時に、自分の部屋の1/6のミニチュア写真がTwitterでバズって数々のテレビに出演。

高校を卒業して、ミニチュアクリエイターとして起業します。

19歳の時に、ジオラマの作品集の商業出版の機会を得て、「ジオラマワーク」というミニチュアの作品集を出版。

樋口監督が推薦の言葉を


そして、小学校の時、冗談のように漫画で増刷ごっこしていましたが、今度は商業出版で本当に増刷が実現したのです。

子どもの時の、ワクワクする体験というのは大人になって大きな影響を与えますよね。

たまたまうちの子どもは「漫画を描く」ことに興味を持っていましたが、勉強が好きなら勉強がもっと好きになるような応援をすればいいだけで、何も無理することなく、親は子どもが「興味をもったこと」に、できることで応援してあげられたらそれで良いと思うんです。

子どもには、それがかけがえのない喜びとなり、力になっていくはず!



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