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結婚してから「生活する」がどういうことかわかった気がする。

先日妊娠した時の気持ちを長文で書き上げたのですが、
今更だけど結婚してからの心境の変化を書いたことがなかったので、今日はそれについて書いていこうと思う。

結論から言うと私は結婚して「生活するということがどういうことか」がハッキリわかった気がしていた。

結婚するまで正直家は「仕事が終わったら帰って寝る場所」くらいにしか考えていなかったんだと思う。
もちろん当時はそう思っていなかったし、よくいう「丁寧な暮らし」には昔から密かな憧れがあったので、自分好みのカーペットやカレンダー、お花を定期的に飾っていることもあった。

でもそれはたぶん「イコール生活すること」には結びついていなかった気がする。

結婚して具体的に何が変化したのか?と聞かれるとうまく伝えられる自信があまりないのだけど、少なくとも自炊と洗濯は自分の生活ルーティンに確実に加わった。

元々洗濯は好きだけど、料理は苦手な方。
正直結婚する時も「料理はなるべく夫にやってもらいたいな……」と思っていた。

実際夫は私より料理好きで上手だし、それが1つの決め手だったのも嘘ではない。笑
だけど仕事の日は夫の方が絶対的に帰宅時間が遅いので、必然的に平日の料理は私が作ることになる。

お惣菜や宅配サービスを使うこともあるけれど、料理が苦手なりに「なんとなくこの味は自分が思ったのとちがうんだよな……」と思うことも多々あるため、結局自分が作ることに。

そんな中でも重宝していたのが料理動画だった。
なぜか昔から読書は好きなくせに料理本を読むのが苦手な私には本当に助かる!ネット社会の発展ありがとう!

とりあえず「冷蔵庫にある食材 + レシピ + 簡単」で検索すれば私でもすぐにできる簡単レシピが動画で見られる時代。
調味料の大さじ3、とか、しんなりするまで炒める、とかそういうのが視覚的に分かるのは本当にありがたい。
この時代に生まれて本当によかった。

そんな私の付け焼き刃みたいな料理を美味い美味いと言って食べてくれる夫。
1人暮らしではなかった「自分の料理を誰かが美味しいと言って食べてくれる体験」も私の中では「生活する」に組み込まれているような気もしている。

ちなみに「丁寧な暮らし」に憧れたと書いたけれど、実際の生活は正直「丁寧な暮らし」には程遠い。

なにより片付けが苦手だし、物はなかなか捨てられない。
小物や雑貨類は大好きだけど、それを綺麗に棚の上にディスプレイして、なんなら毎日埃を払う、なんてたぶん3日も続かない。だから安易に雑貨類も買えない。笑

1人暮らしの頃はそれこそお気に入りのカレンダーを買って飾ってみたりもしたけれど、なんだか「コレじゃない感」があったのだ。部屋の中でカレンダーだけが浮いてしまっているような。
だけど認めたくなくて目を瞑っていた。これで良いんだ、と思い込もうとしていた。

それが最近そんな自分も少しずつ認められるようになってきた気がするのだ。

片付けが苦手なのも自分。
掃除がマメじゃないのも自分。
雑貨類は好きだけど綺麗にディスプレイする自信がないのも自分。

そんな私でも洗濯することは好きだし、料理だって少しずつ冷蔵庫のあまりものの食材で調理することができるようになってきた。(料理動画という文明の利器は使うけど)
少ーしずつだけど、いろんな人の部屋を参考にして「どうしたら綺麗にディスプレイできるのか?」を学んでいこうともしている。

いきなり「丁寧な暮らし」は実現できなくても、そうやって少しずつ少しずつ身の周りのことを自分にあった形で変えていけばそれでいいんじゃないかな、となんとなく肩のチカラが抜けた気がする。

そんな風に料理も洗濯も掃除もいろいろひっくるめて「自分なりに工夫して生きていく」のが「生活する」ことなのかなぁとぼんやり思うことが増えた結婚生活。

正直結婚するまで1人時間が好きな私は結婚生活に向いてないと思ってた。

けど結婚してから新しく気づく自分もいるんだなぁと今日も洗濯物を干しながら思う日々。

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