息子の火傷4

救急車の音がする。どこからだろう・・・あぁ、私が乗っているんだった。

やっとの思いで病院に着きました。
救急隊の方は診察室につなぐまでが仕事なのですね。先生に状況を伝え、退室されました。

再度、状況を説明。
初めは先生も「あー、この止め方だと痛いかもしれませんね。一応中を確認して、薬を塗って止め直しましょう」という反応。
それでも良い。ちゃんと診察して、「大丈夫」と言ってもらえたら。私が非常識にも救急車を呼んでしまった、という笑い話になる。

そう思っていたのですが。
ガーゼを外し、患部を見た先生の対応は変わりました。

「これは痛かったでしょうね。いや、もしかしたらもう痛くないかもしれない」
「今日中に専門の医師に診てもらった方がいい」

息子が大人しかったのは、火傷が深くて痛みを感じていなかった可能性が高いとのこと。患部は赤と白。そこから時間が経ったためか煮えたような茶色になっていました。

処置は仮止めにして、専門の先生に診てもらうべく紹介状を書いてもらいました。
結局、ここまで遠回りして、行こうとしていた3次救急病院へ。

自分が原因を作ってしまったことはわかっている。けれど、その日の出来事、会話の全てを責める気持ちでいっぱいでした。

なぜ、「うちでは判断できないからすぐに大きい病院へ行け」と言ってくれなかった?簡易的な処置をしたために、「その程度」と見なされ、相手にされなかったのをどうしてくれる?1週間置いておいたらどうなっていた?

なぜ、おざなりな問合せをした?火傷を診ることが出来る先生がいる病院へ搬送してくれなかった?

続きます。

いただいたサポートは息子のおやつになります!