続・息子の火傷2

結局、手術のため入院となった息子。(と付き添いの私。)

小児科病棟は21時消灯。
暗く長く、静かではない夜。
人の気配、空調、泣き声…は思ったほどしない。泣く年齢の入院患者が少ないのか、泣く元気のない子どもたちなのか。

息子は寝ている。
ぐったり疲れているのに目の冴えた私は、考えなくても良いことを考えてしまう。
何度も調べた火傷について。初期の対応はどうするか。程度によって治療方法も期間も異なる。でもわかるのはその程度。
1歳で、Ⅲ度熱傷で、皮膚移植手術をしたらどうなるか、は出てこない。
ググってもわからないこと、久しぶりだなぁとぼんやりした頭が思う。

手術の結果が思わしくなく、手が動かなくなったら・・・
痕が残っていじめられたら・・・

止まらない思考、数時間おきの夜泣き、3,4時間の浅い眠りで朝が来る。


入院4日目。急遽「今日、手術しましょう」となった。
患部の境界が明確になり、準備が整ってきたのと、先生方のオペ時間の都合がついたのと。

手術前の検査は母親も外で待機。
静かでもどきどき、途中から泣き声が聞こえてもどきどき。くらくらしてくるけれど、私がしっかり立っていなければ。
今すぐ駆け込んで抱っこしたいけれど、先生方に任せるしかない。10分がものすごく長いような、一瞬のような・・・

そして、手術が始まりました。

いただいたサポートは息子のおやつになります!