息子の火傷3

10分弱で、救急車が到着しました。
電話の時点で「既に受診はしている」「救急車を呼んでいい案件かはわからないので詳細を話したい」と伝えるも、「詳しくは到着する救急隊へ」とのこと。寝ている息子を横目に見ながら、出かける準備と万一の入院準備を行いました。

そして、到着した救急車。
隊員の方に状況を説明すると、「え、受診して、処置済みなんですか?」と。気がかりな点を並べるも、自分ながらまとまりがなく、「子供のことが心配でテンパった母親」にしか見えなかったと思います。

救急隊の方は、諭すように、「救急車は応急処置をするもの」、「医師が診た後であれば、それ以上のことはできない」と。小児科の先生からは、最寄りの3次救急の病院に行くように言われていたので、そう伝えるも、苦笑される。「みんなそこに行きたいと思っているんです。でも全員が行ったらパンクしてしまうでしょう」
それでも私が粘るので、「それならば・・・」と渋々近隣の病院へ問い合わせを始めました。

時系列に状況と症状を伝え、「既にクリニックで診てはもらっているものの、お母さんが心配されていて救急車を呼んだ」と。
嘘ではない。嘘ではないけれど、その言い方で受け入れてくれる病院が見つかるんですかね?

10分ほど問い合わせても区内の病院は見つからず、「隣の区でもいいですか?」もうなんでも良いから、早くしてほしい。息子は逆に大人しすぎるくらいで、私の中の警報が鳴り続けている。「外科でも皮膚科でもなく、泌尿器科の先生なら診られるかもしれません」泣きそうになりながら、「お願いします。」と答えました。

続きます。

いただいたサポートは息子のおやつになります!