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【活動報告】当社スタッフが出羽三山山伏修行「秋の峰」に参加しました!

こんにちは!めぐるん社スタッフの水澤です!

残暑がまだまだ続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、8月25日(金)から9月1日(金)まで出羽三山で「秋の峰」と呼ばれる山伏修行が行われ、当社代表を含む4名が参加しました!

今回は山伏修行の概要や、修行を経て山伏となることを通した地域への貢献について、私水澤の視点でお伝えできればと思います!

2023年「秋の峰」に参加した当社スタッフの皆さん
(左からニュージーランド出身のTimさん、代表の丈晴さん、
通訳ガイドの康平さん、アメリカ出身のRickさん)

1. 「秋の峰」について

「秋の峰」と呼ばれる山伏修行は毎年8月26日〜9月1日にかけて行われる、出羽三山地域恒例の行事です。

山伏装束に身を包んだ参加者たちが約1週間、出羽三山の開祖・蜂子皇子(はちこのおうじ)が行ったとされる修行を辿り、山にこもって生きとし生けるものを救うために祈りを捧げます。

修了者は正式に「山伏」と名乗ることが認められ、羽黒山伏であれば誰もが体験することになる、山伏たちにとっての「登竜門」のような修行です。

毎年160名程度が全国から参加して盛大に行われますが、今回はコロナ禍開けということもあり、参加者を約半数に絞って行われました。
それでも、本格的な山伏修行が「誰でも」できる日本唯一の場所として、抽選によって参加者が決まる年もある程に、毎年非常に多くの方からの応募をいただいています。

※出羽三山の文化・歴史に関する詳細な情報に関しては、以下のサイトよりご覧ください。

羽黒山の麓・手向(とうげ)地区を練り歩く、秋の峰参加者の皆様

2. 地域にとっての「秋の峰」

「秋の峰」など地域の文化は、地元の手向地区の皆さんによって支えられています。しかし、当地区は急速な人口減少に悩まされている他、生活スタイルの変化によって、これまで受け継がれてきた伝統・文化を残すことに苦心しているのが現状です。

これまで地域の文化は「地域の人間だけで運営していくもの」という見方が一般的でした。しかし、社会の担い手が急速に減っている今、文化を守るためのこれまでにない方法を模索する必要が出てきているのです。


そのような状況の下、私は、私たちが大切にする文化を体験ベースで紹介していくことが、表面だけにとどまらない文化紹介につながると感じています。

私は今回の行に参加こそしていませんでしたが、この行がコロナ期間の中断を経て「戻ってきてくれた」という地域の皆様の声を目にする機会がありました。「秋の峰」が地域の皆様にとって大切な地域の営みの一部であるのかを改めて実感する、良い機会になったと感じています。

私たちは地域が大切にしているものを、次の世代に良い形で残していけるようにするため、行政・大学とも連携しながら様々な取り組みを進めています。


1400年前から伝わる精神文化をただ利用して、地域に根付いた担い手にならなければ、文化そのものの持続可能性に貢献しているとは言えないと私は思います。

今後も地域の皆様を主役として、地域の皆様が大切にしているものを、次の世代に良い形で残していけるようにするためのお手伝いさせていただければと思っております。ぜひご注目ください!

※めぐるん代表・加藤が山伏修行体験に対する思いを語ったインタビュー記事はこちら


出羽三山神社の神職と共に羽黒山を登る一行。こうした文化が未来に続いていくように、当社としても可能な限り貢献していきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
本ページでは出羽三山地域での持続可能な観光に関わる取り組みを随時発信していきます。
もし関心を持たれましたら、ぜひ「いいね!」やフォローをよろしくお願いします!

では、また次の記事でお会いしましょう!




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