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『❝執念❞と❝覚悟❞があれば無敵だ』

【ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ】

■アメリカ/2016年
■監督:ジョン・リー・ハンコック
■脚本:ロバート・シーゲル
■出演:マイケル・キートン、ローラ・ダーンほか


マクドナルドの成り立ちが分かる映画です。この記事を書いている私も今まさにマックにいるわけですが(笑)安くておいしいメニューがズラリと並んでいます!世界中にこのハンバーガー店を展開した一人の男の半生を映画にしたものです。

後のマクドナルド・コーポレーションの創業者となる、レイ・クロック(演:マイケル・キートン)はミルクシェイク用ミキサーのセールスマンでした。この時彼は52歳だったそうです。ある日、8台ものミキサーの注文が入ります。レイはすぐにそのお店に向かいます。そこには小さなハンバーガーを効率よくスピーディーに販売しているマクドナルドというドライブインレストランがありました。

レイはこの店の経営者の兄弟と契約しチェーン店化進めます。しかし、野心家のレイのあまりにも利益を求める姿勢と兄弟の方針が合わなくなっていきます。次第に険悪になり、ついには対立する形となります。

この作品の主人公は、世間一般でいう「成功者」ですが、観ていて決して主人公を応援したくなるようなものではありませんでした。。。しかし、彼がいなければ、今私の目の前にあるハンバーガーもポテトもナゲットもなかったんですよね。。。
一方で、何かを成し遂げる人の執念の凄みを感じました。「情熱」という言葉よりも「執念」という言葉がピッタリのレイの生き様でした。


ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのように大企業が舞台となっている作品ならこちらも↓↓↓


【フォードvsフェラーリ】

■アメリカ/2016年
■監督:ジェームズ・マンゴールド
■脚本:ジェズ・バターワース
    ジョン=ヘンリー・バターワース
    ジェイソン・ケラー
■出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベールほか


タイトルからフォードとフェラーリのお話かな?と思っていましたがほとんどがフォードの社内事情だったり社員のお話でしたね。あまりカーアクションやカーレースもの観ないのですが、こちらは見ごたえがありました!!

スポーツカー24時間耐久レースで長年王者のフェラーリ。カー・デザイナーのシェルビー(演:マット・デイモン)はアメリカの大手自動車会社フォードより、耐久レースでフェラーリ打ち負かすという依頼を受けます。

彼は凄腕で型破りなケン・マイルズ(演:クリスチャン・ベール)をドライバーに選びます。資金繰りや短い時間の中で、車の開発を進めながら2人は友情を育みます。この2人を筆頭にフォードは絶対王者フェラーリに挑みます。

派手なカーレースのシーンが売りの映画かと思っていたのですが、思いのほかヒューマン映画で楽しめました。実話をベースにしている作品です。
また、この映画のもう一つの見所は、マット・デイモンとクリスチャン・ベールのW主演というところです。私はマット・デイモンに会えると思って楽しみにしていたのですが、この作品ではクセ強めの役を演じたクリスチャン・ベールの方が印象に残りましたね(*^-^*)
カーレースのシーンもしっかり見ごたえがあり、車好きな人も楽しめる作品です!!

<一言メモ>

2作とも大企業を舞台にした、実話ベースの物語でした。世界を代表する企業の躍進には、良い話も悪い話も、たくさんのドラマがあるんだろうな、と思いました。


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