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私のホラー小説遍歴➁

さて、前回までの記事では中学生で私が恒川光太郎さんの著書に出逢うまでを紹介した。
今回の記事では高校生〜現在のホラー小説遍歴を紹介する。

高校生期

実は高校生のときは、どちらかというとミステリーにハマっていたのであまりホラーを読んでいない。新耳袋、岩井志麻子さんあたりに多少手を出し、恒川光太郎さんを追っかけてたくらいである。強いて言うなら

「氷菓」「季節限定スイーツ事件」シリーズの米澤穂信さん。この方の本もかなり読んだが、「ボトルネック」は下手なホラーよりホラー。後味の悪さはピカイチ。今でも記憶にのこる名作である。

それからこちら。「四畳半神話体系」や「夜は短し歩けよ乙女」で有名な森見登美彦さんのホラー。ややギャグよりなイメージだったのでホラー?書けるの?って感じだったが、特有のクドクドした文体がホラーにまあ合う。四畳半神話体系のような子うるさい雰囲気(いい意味で)はなりを潜め、物静かで、ねっとりと絡みつくような雰囲気に仕上がっている。
かなりの名作ホラーだと思うので、未読のホラー好きさんは要チェック。


大学生期

暇なのでめっちゃ本を読んでいた。漫画だとワンピース、バクマン、NARUTOその他ジャンプ漫画をレンコミで読みあさっていた。その他江戸川乱歩さん、綾辻行人さん、貴志祐介さん作品を読んでいたのもこの時期。そんな中ハマったのが

小野不由美さんの「屍鬼」。基本的にはホラーだがミステリー要素もあり。全5巻、ひとつの村が滅びるまでの様子が描かれる。私はかなり夢中になって読んだので長いとはまったく感じなかった。私は年一くらいのペースで読み返している。それくらい好き。
小野不由美さんにはこの時期かなり傾倒していて、十二国記、ゴーストハントシリーズなど当時出版されていたものはすべて読んだ。ゴーストハントシリーズもかなりのお気に入り(私が読んだのは新装版)。とりあえず十二国記は泰国編の決着がついてよかった。でもできれば死ぬ前に十二国記完結お願いします、小野不由美さん。

ジャパニーズホラー映画を見てたのもこの時期。
なんだかんだで着信アリは名作だと思う。

社会人〜現在

やっぱり、社会人、そして結婚子育てがはじまるとなかなか小説を読む時間がない。恒川光太郎さん、小野不由美さんあたりは変わらず追いかけ続けているけど、ご新規さんはなかなか…
そんな中でもちまちま読みすすめているのがこのお方の小説。

三津田信三さんの本。いちばん好きなのは上記の蛇棺葬、百蛇堂。「家」シリーズも好き。
最近読んだのだと「怪談のテープ起こし」「わざと忌み家を建てて住む」。
完全に追いかけきれているわけではないが、地道に追いかけている方。
刀城言耶シリーズで有名な方だが、私的には作家三津田信三シリーズのほうが好き。
重厚な伝奇ホラーなのだが、中二心をくすぐられる感じがとても好き。重めのシリーズもあれば、ライトノベルちっくな軽めのシリーズもあり、筆力のある作家さんだなぁと常々感じる。ミステリー+ホラーという作風も好き。
「怪談のテープ起こし」とか、ホラー好きとしてはめっちゃそそられるワードをぶち込んでくるタイトルセンスもよい。


振り返ってみて

小さいころからホラー好きで、ずっと細々ホラーを読んでいる私だが、
・伝奇伝承系
・ファンタジー寄り系
がどちらかというと好きなんだなと。グロスプラッタ系は苦手。

そして昔を振り返ると、ミステリーについても語りたくなってくる!!
恩田陸さんはミステリー?ややホラーな作品もあるけど?とか、小学生のときにどハマりしたはやみねかおるさんとか。

ホラーとミステリーって密接な関係にあって、やはり片方だけに絞ると語り尽くせない!!

そんなわけで、また改めてミステリーの振り返りもやろうと思う。

ひとつでも好きな作品、作家さんがかぶった方!ぜひお話させてください!

知らない作品ばかりだった方も、興味の有るものがあったらぜひ読んでみてください♫

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