mellissa0727

愛猫ラックスと一緒に暮らしています。2019年6月26日血液のがんである「多発性骨髄腫…

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愛猫ラックスと一緒に暮らしています。2019年6月26日血液のがんである「多発性骨髄腫」と診断される。しかしその中でも日々の中に歓びを綴っていきたい。

最近の記事

病気との闘い

私の義妹は去年の5月に癌でこの世を去った。今、私も同じ病で病院に入院している。 薬を飲んで意識不明になって3日記臆がない状態から病院に運ばれた。 もう標準治療をするのはやめることにした。 そのかわり、父がお世話になった緩和ケア病棟に入院した。 緩和ケアのスタッフの皆さんはとても心温かい。 心から感謝している。 ただ私を苦しめるのは高熱と痛み。 5時間にわたる点滴の一滴一滴が落ちてゆくのを眺めながら、自分はもう普通の生活が1人ではできない事に気づかされる。このまま寝た

    • 天使のみつけ方

      風があなたの頬に触れたのを感じた時 あなたが道端に咲いている 小さな花に目を留めた時 何気なく空を見上げ 雲の形が変わってゆくのに気づいた時 あなたのそばに天使はいます 素直に心に入ってくるものだけを 信じていればいいのです

      • 雨が降ると言葉が降って来る

        今日は朝から曇り空。 いま、しとしとと雨の音と共に、うぐいすのケキョケキョという鳴き声が重なっている。 5月ももうあと少しで終わり。 梅雨の走りなのか、今年は梅雨入りが少し早いらしい。 noteを書いては消してしまう日々が続いていた。 今日はなんか書ける気がした。 雨さん、ありがとう。 さっきまでうぐいすの声が、雨の中でも必死に鳴いているように聞こえていた。 でも、実はそうではないのかもしれない。 いまこの文章を書いている間じゅう、ずっと鳴き続けている。

        • すてきな贈り物

          世の中は非常事態宣言が解除された地域もあるけど、まだ私の住んでいるところは解除されていない。でも、少しずつ世の中は動き始めている。 最近は外出が病院へ行くときだけになってしまい、車を運転できない私は、買い物や他の用事をするにも何かと不便を感じてしまう日々…。 気持ちが少し落ち込んでいた時、家のチャイムが鳴り、お届けものが届いた。 誰からかなぁと思ったら、母の学生時代のお友達からだった。 私もそのおばさんのことを知っていたので、わくわくしながら、母と一緒にお届けものを開

        病気との闘い

          いつもそばにいてくれる

          今日は曇っていて明日は雨が降るみたい。 けど気持ちは少し落ち着いている。 お気に入りのクレモンティーヌの歌声に癒されて。 うちには笑顔にしてくれる、癒しの存在、愛猫のきゅきゅさんがいる。 私がPCの机に座るとそばですやすやと。 ぽかぽか日和の時は心地いい場所を見つけてお昼寝するのが大好き。ちょっと狭そうだったのでスピーカーを横にしたら、あごを乗せてまたすやすや。 里親となって早いもので13年。おじいちゃん猫になりつつだけど、まだまだかごの中に入って遊ぶのも大好き。

          いつもそばにいてくれる

          心と向き合う時間

          世間でいうゴールデンウイークも終わったけれど、今年はいつもと違う時間が流れている。 健康な人もこの時期、外出を控えなければならない。まして、持病を抱えている人は私も含めてより一層、注意を払って過ごさなければならない。 そう、去年の今日、 義妹が7年のがん闘病を戦い、亡くなった日。 本当に、よく頑張ったね。 今は天国からわたしたちを守ってくれている。 まさか、その一年後に世界がこんなことになるとは誰もが想像もしていなかったと思う。 そして、今、私にとっても大事な時

          心と向き合う時間

          痛みがないことのありがたさ

          緩和ケアで診てもらってから、痛み止めの量は増えてしまったけど、ありがたいことに頓服を飲まずに夜まで過ごせている。 痛みが楽になって自分がどれだけ痛みを我慢していたことか、どれだけ日常生活に影響を及ぼしていたかを実感している。 そして、痛みがほとんどない状態で過ごせていることがどれだけありがたいことか…。 痛みを感じていた時は、痛みはなぜ起こるのかとか、痛みの原因はどこから?とかグルグルと負のループにはまり、そればかりを気にしていた。 そして、いろいろと調べたりもしたけ

          痛みがないことのありがたさ

          導いてくれる人

          昨日、緩和ケアの外来を受診してきた。 K先生と会うのは何年ぶりだろうか。というのは、10年近く前に父がその病院の緩和ケアにお世話になってから、一時期、私や母のグリーフワークをしてくださり、母は今でも月1回、K先生に内科で診てもらっている。 私はこの病気になる前まで、この病院のM先生にカウンセリングを受けていた。生きていくことの苦しみだったり、躁鬱による悩みや義理の妹のがんの相談などをしていたので、私が多発性骨髄腫になったことをどちらの先生も知っていたので、緩和ケアで痛みの

          導いてくれる人

          一体、痛みはどこからくるのか

          耐えられない痛みで診察を一週間早めてもらって、水曜日に血液検査を含めて診察に行ってきた。 その後、痛み止めを増やしても、どんどん痛みが増して自分でも何故痛みが出てくるのかわからない。 当日、診察室に呼ばれて、血液検査の結果を見て主治医が言うには「血液検査の結果はほぼどこも問題なく、骨髄腫の値も前回より少し上がっているものの基準値内に入っています」とのこと。 では、痛みの原因はどこからきているのか? 私は他にも精神的な持病(双極性障害)を持っていて、骨髄腫の薬の他にもか

          一体、痛みはどこからくるのか

          静かな雨に思うこと

          世界はとんでもないことが起こっていて、外出ができない日々が続いている中、昨日と今日は春の陽気を忘れるような静かな雨が降り続いている。 雨の音を聞いていると心がスーッと楽になる。 心や体の痛みも取ってくれるような。 4月6日辺りから痛みが強くなりだして、なんとかもらっている痛み止めで我慢をしていたのだけど、次の診察は23日。もう待てないと10日の金曜日に病院に電話をした。 しかし、なかなかつながらない。  1時間経っても連絡がつかず、痛みで思考は錯乱しだして震えがきて

          静かな雨に思うこと

          人生には予期せぬことが

          今日から4月。 先月の半分は入院していた。 人生で一番長く入院していたというほど、私は今までこれという病気もしたことがなかったのだが…。 1月の末に新しい薬のダラザレックス導入のために一時入院し、1クールを受けることができたのだが、だんだん体のしびれがひどくなり手足から次第に全身に針を差されているような痛みに襲われるようになり、別の薬に切り替えることとなり、また新しい薬のために3月の初め導入のために入院。 今度使う薬の名はカイプロリス。肺や心臓に負担がかかると言われて

          人生には予期せぬことが

          舞い降りた思い

          新しい年が明けて、気が付けばもう2月も2週目に入ってしまっている。 時間の流れの速さに必死についていくのが精いっぱいで、全然気持ちがついていけてない自分がいることに気づく。 とにかく次の診察や治療に通う日に体調を整えておくのが精いっぱいで余裕など全然なくて泣きたくなってしまう。 ちょっと弱ってるな…。 ところで、1月の末に新しい薬に替わるために2泊3日で入院をしていた。 持病の発作も起こすことなくだったのだが、やはり新しい薬を使い始める一回目は万が一のために入院する

          舞い降りた思い

          女神さまのようなひと

          病院を転院しはじめて間もない頃、いつもより病院の外来化学治療が混んでいる日があって、なかなか名前を呼ばれず、化学治療の診察室前で順番が来るのを待っていたときがあった。 その時、私より若いひとりの女性が「今日はずいぶんと待ちますね」と声をかけてきた。 その声に我に返ったわたしは「そうですね」と言葉を返したのがきっかけで言葉をいくつか交わしたのだが、彼女は化学治療をする日はその夜から必ず熱が出るらしく、化学治療のある日だけ入院することになっているということを言っていた。 泊

          女神さまのようなひと

          気づけば師走

          今年も残すところ一か月を切り、振り返れば時間の移り変わりの速さに追われる一年だった。 たくさんのことが自分や家族の上に起こり、とにかくそれに飲み込まれてしまわないように、注意深く注意深く過ごしてやってきた。 6月の末に判明した多発性骨髄腫から半年、先週、骨髄検査を受けた結果、6月のマルク(骨髄検査)の時には骨髄の中に30%の悪いものがあったのが、先日の検査では0.5%まで減っていて、今のベルケイドとレナデックスの化学治療(BD療法)の成果が出ていると先生から報告を受け、少

          気づけば師走

          台風が次々と

          令和になり、初めての台風シーズンに突入し大きな被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。 10月も下旬に差し掛かるというのに、連日連夜、テレビの天気予報やスマホのお天気アプリとにらめっこの日々が続いている。 今も台風20号、21号と二つの台風がこちらに向かって進んできている。 もうこれ以上大きな被害が出ないことを祈るばかりです。 病気をしている身としては、一日の気温の差が大きいことで服装選びの難しさや、寝ている間に寝冷えをしないよう風邪などひかないように細心の

          台風が次々と

          秋分の日に思うこと

          転院をしてから約2か月が経とうとしている。 多発性骨髄腫の3剤での本格的な治療をはじめて、順調にIgAの数値が下がって来てたのに、先週の連休に首辺りから発疹が出だしてあっという間に全身に広がってしまった。かゆいかゆい…。 考えてみるとその一週間前くらいから痛み止めのテープに負けるようになって跡が残るようになって、ベルケイド注射は初めから跡が残って塗り薬を処方されていた。 19日の診察日に先生に診てもらったら、あまりに発疹がひどいので、その日の化学治療は中止。それにひどい

          秋分の日に思うこと