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婚活回想記㉚ 〜「ご縁」の言葉は重みがあるけど便利な言葉!?〜

婚活をしていると
「ご縁」という言葉何度も耳にする。


カウンセラーさんから
「ご縁がある方とは
トントン拍子にことが進んでいくのよ〜」



お断りされた男性の言葉
もしくはメールにて
「今回はご縁がありませんでした」



婚活がうまくいかなくて
縁結びの神社に行って
「今年こそはご縁が、結婚するお相手とのご縁ができますように」




ほかにも
「ご縁」という言葉を使っている場面は
多々あったと思う。


ある秋頃、婚活していてあるターニングポイントとなる出来事があった。


それは仮交際7回もデートした男性との出来事。(詳細は婚活回想記⑭をご覧ください)

めずらしく何度も会っている
男性がいることを知っていた
私の兄弟。

時々
進捗状況なども話していた。

しかし、7回もデートしてしびれをきらしてお断りをした私。


その話をしたとき。
兄弟からは思いもがけない反応が。


「はぁー?!なんで断ったの?」
「良い人だったんでしょ!?」


まくしたてられる。


私は
「なんていうか…」
「まぁ、ご縁がなかったってことかな」
と話すと


「あんたね、ご縁がなかったって、あんたがご縁をなくしたんでしょ!」
「バカじゃないの?!」


「へ!!??」

私は予想とは違う
反応にたじろぎ、、すんごく責められて
泣きそうになった。


「私だって、婚活つらいんだよ!分かりもしないでさ!」と心の中でその思いを飲み込んだ。



それから
兄弟とはしばらく連絡をとらず。。



数日後
心を癒やしに神社へ行った。

とても天気の良い日だった。



あの日を振り返る。
兄弟に突き刺さることを言われて
すごいダメージを受けたし、ショックだった。自分が悪いのか…と。


でも

ふと


あの言葉は兄弟からの
愛情があるからこその言葉だったんだと。


妹に
良い人が見つかって
結婚してほしいと願う

妹の幸せを願ってこその言葉
だったんだな、と。


涙が出てきた。

そして、「ご縁」という言葉について考える機会となった。



「ご縁がありませんでした」と
簡単にくくって終わりにできる婚活。

それは
お見合いも仮交際も真剣交際も。

婚活を通して
この「ご縁」ということば、
ときに軽く、便利に使われることが
あるな、と。
私も都合のいいように使っていたし、男性からも言われたことがあった。

と同時に

ご縁ってそんな軽いものじゃないし、
そんな使い方をしている
自分自身にも違和感を感じるようになった。


本来はご縁とは大事に育てていく
つないでいくものなのではないか。
とても深くて重みのある言葉。



自分を取り巻くすべてがご縁でできている、のではないか。
家族もいる場所も、友人も同僚も。



まずは、身近な私のまわりにある
「ご縁」に感謝して

うまく距離をとりつつも
細くとも長く続くように
私にいただいた
「ご縁」
を大事にしていきたいと思う。













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