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金持ち父さん貧乏父さん

印象に残った部分


金持ちはお金のためには働かない

お金のためではなく学ぶために働く

貧乏や金詰まりの一番の原因は国の経済や政府、金持ち連中のせいなんかではなく、恐怖と無知だ。人間の一生が「無知」と「啓蒙」のあいだの絶え間ない戦い。

欲望や恐怖が大きくなるのはお金のことを知らないからなんだ。

たいていの大人は複雑なことばかり教えられているので、簡単なことがわからなくなっている。

賢くなれば、それほど人生につつきまわされなくなる。


感想


この本は「お金は悪だ」と周りから教えられたその偏見を覆すにはもってこいの一冊だと断言できます。日本では学校や家庭ではお金についてしっかりと現実的に勉強する機会はほとんどなく、金融リテラシーが乏しくなりがちです。また、皆共通認識で「沢山稼ぐことは悪である、お金の話を持ち出すのはタブーである」といった意識が生まれがちです。しかし、よくよく考えてみると私たちの生活にはお金は必ず必要であり切っても切り離せません。

お金をもう少し稼げるようになれば普段の生活に余裕が出るのはもちろん、将来に対して楽観できるようになり余剰資金のさらなる備蓄や、将来への投資などによりますますメンタルは安定するでしょう。


「お金を稼ぎたい」、建前を取っ払って本心でこう思う人は少なくないはずです。稼ぎたいのに「お金は悪だ」なんて偏見があればお金が寄ってくるはずはないでしょう。偏見の取り除き方、金融リテラシーの上げ方、実際に何から勉強して何を始めればいいのかを本著ロバート・キヨサキが自身の経験談を交えて事細かに述べられています。


本書を読んだ中田敦彦は「お金に関してちゃんと勉強しないってことがいかに辛く惨めな人生の始まりかということを叩きつけてくれる」とコメントしています。

20代の若い人たちは、バブル崩壊とともに誕生し、もはや経済成長を期待できない中で大人になった世代です。そして現在、過去に類を見ない就職難に苦しんでいます。就職できたとしてもブラック企業での就労で疲弊し心身に不調をきたすなど未来に「希望」を持てない状況が続いています。そんな状況から脱して厳しさを増した時代においてもより良い人生を生きていくためには金持ち父さんのような会社でお金のために働く「以外」の考え方が必要です。「自らの力で生きていくためのバイブル」として本書はますます必要とされています。

この本はいつ読んでも遅くない、お金に興味が出たら読むときが来たと思ってもらえば間違いないです。脳裏に植え付けられた「お金は悪」というマインドブロックを本書を読んで外してからがあなたの本当の人生のスタートです!!🔥

キーワード

  • 恐怖、無知

  • 会計学

  • ファイナンシャル・リテラシー

  • 資産と負債

  • 財務諸表

  • ラットレース

  • 法律力、投資力

  • セミナー、行動

  • ビジネス、法人



こんな方におすすめ

  • お金の勉強初心者

  • お金を稼ぐことは悪いと信じている

  • 結局、どんな考えをすれば金持ちに近づくのかを知りたい

  • お金持ちになるには何を学べばいいか知りたい

  • ロバートキヨサキの人生から学びたい

  • 学校では学べない真の金融教育を受けたい

  • 将来、絶対に金持ちになりたい



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