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【仕事術】ずっと仕事を続けたければ「休憩」を取ろう!90分に1度の休憩仕事術。

気づくとPCの前に8時間~9時間座っていることが多い。以前は休憩もとらずに、飲まず食わずで集中していたこともあった。夜中まで仕事していたことも。在宅ワークは、この辺が怖いところで、自分のコントロールが効かなくなると、オンオフなく、すべてが仕事に飲み込まれる。

仕事がない恐怖も味わっているから、仕事があるうちに、できるだけ働かなければと思うと、ほんと休めなくなってしまうのだ。でも、この働き方は危険だ。私の場合は、不安神経症を発症し、息も絶え絶えになり、働き方を見直すことになった。でも、おかげで、今はメンタルの健康度が以前よりも確実にアップしている。

休憩の大切さを知ったのは、メンタルタフネスのおかげだ。今日もお気に入りの一冊「成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス」から、休憩を取りながら、仕事の生産性を高める方法を考えてみたいと思う。

人間はリズムに支配されている

潮の満ち引き、季節の移り変わり、夏と冬、朝と夜、面白くらいに自然界にはリズムがある。人間の体にもリズムが刻まれている。有名なところで言えば、サーカディアンリズム(24.5時間くらいで刻む体内時計)がある。また、マイナーだけど、ウルトラディアン・リズムという 90分~120分の周期で刻むリズムも体内に埋め込まれている。今日は、そっちの話だ。

人間の体は、90分~120分の周期で、心拍数が上下し、ホルモンが分泌され、筋肉の緊張したり弛緩したりする。やはりリズムがあるのだ。このサイクルの前半では、数値は上昇するが、1時間を経過したあたりから、数値は下降していく。これは適度な休憩の必要性を教えるものだ。90分~120分の間に小休止をしなければ、その後の生産性はガクッと落ちてしまう。

休憩しないで働くとどうなるか

この体内のリズムを無視して仕事をし続けると、あくびが出たり、肩・首が痛くなったり、伸びをしたくなったり身体にシグナルが表れる。「少し、休んでくれ~」という合図だ。そのシグナルを無視しながら仕事をしていると、だんだんミスが多発するようになり、生産性が落ちてくる。

面白いのはここからだ。ストレスが極度になると、身体はストレスホルモンを分泌し始めるので、そこから一時的に「スイッチが入った!」ような感じになる。集中力が高まったり、仕事の生産性が上がったような気になるのだ。しかし、これは身体が危機を感じて出しているホルモンなので、副作用も大きい。こんな時には、おそらくイライラして、攻撃的になっているはず。変なハイテンションになっている可能性もある。

身体や心が出すシグナルを無視して、休憩もとらない人は、絶えずストレスホルモン出っ放しの状態だ。やがて、頭痛や腰痛や胃痛などが始まる。身体は、もう限界と訴えているのだ。最悪の場合、心臓発作など突然死もあり得る。過労死だ。

もちろん、こういう頑張りにも限界があるので、ストレスホルモンが枯渇してしまうこともある。これが「副腎疲労」だ。こうなると、もう起き上がることもできなくなる。心が折れるというより、休むことなく働く身体の限界に達したと見たほうが良い。

でも、これは自分が、身体の自然な要求を無視してきた結果なのだ。体は「働くときは働き、休む時はしっかり休んでリズムのある仕事をしてね!」って訴えている。身体の仕組みを知れば知るほど「休憩」の必要性が分かる。

長く働きたいなら休憩が必要

私はメンタルタフネスを学んで休憩の大切さを知った。それまでは、朝から晩までPCの前にかじりついて仕事をする日々だった。気が散りやすいのが悩みなので、一度スイッチが入ると、出来る限り仕事をしたかった。下手に休憩を挟むと、この勢いが止まるかもしれない。それが怖くて休憩できなかった。もう病気だね。

ADHD特有の「過集中」ってやつだ。

しかし、この働き方には副作用がある。大きな仕事を終えた後には確実に高熱を出して寝込む。年に3~4回はバタンと倒れるのがパターンになっていた。そんな仕事ぶりだったら、大きな責任を任せられない。会社から苦言を言われることも増えていた。

若い時は特に休憩を取る必然性を感じなかった。できるところまでやるのが格好いいと思っていたし。でも、継続性こそが大事なんだって、今は分かる。仕事は短距離走ではなく、どっちかというとマラソンみたいなもんだからね。

90分ごとに休憩する時間割

疲労医学やメンタルタフネスの理論に触れて、生産性を高める働き方をするには、とにかく休憩が必要であることを知った。数時間に一回、休憩を取るより、90分単位で小まめに休憩をとると、結果として効率的に仕事ができるのだ。

今、私は1日を5コマに分けて時間割をたてている。1コマ90分ごとに強制的に15分の休憩をとる。また、昼食時間は思い切って、しっかり休むことにあてている。

1コマ目:9:00-10:30
2コマ目:10:45-12:15
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昼食・休憩:12:30-13:30
(バッファとして30分を取り分けている)
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3コマ目:14:00-15:30
4コマ目:15:45-17:15
5コマ目:17:30-19:00
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夕食:19:30-21:30

夜の時間は夕食をきっかけにその後は仕事は絶対にしない。できれば、PCなども夕食前にシャットダウンしたいと思っている(うまく行かないこともあるけど)。とにかく、時間で決めて、強制的に自分を休ませるのだ。まあ、理想は、ポモドーロテクニック(25分に1回休む)を活用することだ。

時間割を組んで、休憩をとるようになってからは、とにかく倒れなくなった。病欠がなくなったのは、小まめに休んでいるからだと思う。また、メンタルの安定性も保てるようになった。また、かつてはこなせないと思ったような大量の仕事もこなせるようになった。

本当に不思議なんだけど、やはり、人間は自然界のリズムに逆らっては生きられないのだと実感している。

まとめ

・人間には90分~120分の活動リズムがある。
・休憩を取らないと身体からも心からも悲鳴が上がる。
・シグナルを無視していると倒れて動けなくなる。
・一日の時間割に休憩を組みこんでおくと疲れにくくなり生産性が上がる。

以前のハチャメチャな働き方の私を見ていた(元)上司は、思いっきり叱ってくれた。自己管理・生活管理の大切さを教えてくれた。彼は、22時には寝て7時まできっかり眠り、朝からモリモリ食べて、オンとオフの切り替えが上手な人だった。

今考えると理想的な「メンタルタフネス」を実践していたのだ。

上司のアドバイスをもとに、渋々、休み始めると(バタンと倒れる前に早め早めにオフタイムを取るようにした)途端に倒れなくなった。そこから4~5年、発熱することはなかった。いや、今考えると、本当にありがたいアドバイスだった。

「早めのパ〇ロン」より「早めの休憩」が大事なのだ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq