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ロシアのデフォルトが迫っている。借金の未払いでロシアは終わる!?

※画像は本編とは全く関係がないフランスのルーブル美術館です。

ロシアは戦争を仕掛けてしまいました。
どんな理由があろうとも最もやってはいけない悪手です。
だから世界は本当にはやらないだろうと騙されてしまったのですが…。

アメリカは世界の140ヵ国以上と連携して強力な制裁を繰り出しました。
先日のnoteでも書きましたが、

アメリカ「ロシアの銀行でドルの取引禁止。クレカ禁止。輸送禁止。貿易・輸出入禁止。移動禁止。ロシアへの送金も禁止。ルーブル(ロシアの通貨)で他国と決済禁止。禁止できること全部禁止。」

こんな感じ。そして3月は支払い期限がたくさんあります。

まず3/7の外貨建て負債が返済できませんでした。
まぁ世界の基軸通貨であるドルがないでしょうから当然だとは思いますが。

だからプーチン大統領は自国でいくらでも刷れるルーブルで払うと言ったのです。大々的にニュースにもなりましたよね。
受け取らないならもう知らんというぞんざいな感じで。
でもルーブルは戦争で急落して史上最安値を付け、紙屑になるかどうかのラインにまで来ています。

たとえ支払えなくても30日の猶予期限があります。
ですが、最初に支払えないと信用がなくなります。
もう信用がどうとかどころではないでしょうが。

そしてアメリカの世界の国々の格付けを行っている民間会社Moody's(ムーディーズ)がロシアの格付けを下げました。
今は下から2番目と大分低いです。
ちなみに1番下がデフォルト(債務不履行)で、そうなるとロシアが終わります。
解体・破綻・国家存続不可能…言葉は何でも良いですがそういう形と認識されます。

この格付け下落を受けて投資家によりルーブルの株価は更に低下。

実は1998年にもロシアは同じような状況になりましたが、その時は世界が助けてくれました。
でも今は逆で世界はロシアを見放す方向で一致しているでしょう。
この状況でロシアに多額の融資をする国や民間企業があったら世界からどう見られるのか一目瞭然です。

ロシアルーブルが紙屑になるし、物も輸入制裁で入ってこない。
物価は今以上に急激に上昇して物不足が加速するでしょう。
ガスや石油、小麦のみでロシア国民を支えるのは不可能です。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

肝心なのはロシア国民の本当の心情です。
プーチンがいないとダメっていう洗脳済みが大半なのか。
それとも本当は解放されて自由に生きたいのか。

その割り合いや程度により今後のロシア残兵の内紛・内戦の勃発も予想されます。

憶測に憶測を重ねても不安の増長になるだけなので、戦争後のことを考えてみましょう。

株価、物価、金融の引き締め、実は戦争に隠れてアメリカの経済は少し悪化しているようです。
お金をばらまきすぎたから引き締めよう、中国の経済にも大ダメージだ!ってタイミングでオミクロン株が来て更に戦争なんか起こされちゃったものだからアメリカの目算もかなりずれていることは間違いないでしょう。

でもすでにここまで織り込み済みで考えましょう。

コロナ前にも戦争前にも戻れません。
これから日本が経済を回復して中国に攻められないようにするにはどうすればいいのか。
どの政治家を支持していけばいいのか。
見定めていく必要があります。

戦争の激化で株価が更に落ちる可能性もありますが、戦争後は急激に歓迎ムードで上昇することも考えられます。
なので投資家は株を現金や国債に変えて様子をうかがっています。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

強力な制裁により制裁する側もダメージを負っています。

例えばドイツなんかは石油やエネルギーの多くをロシアから輸入していたので制裁に加わるまでに時間が掛かりました。
中国や北朝鮮は逆にロシアの味方です。
韓国は八方美人でもごもごしているだけです。
日本はというと、確かにロシアからエネルギーを輸入していましたが、日本は他のアジアからも分散して輸入しているのでロシア1つ抜けたからと痛くはありません。

何かと批判される日本の政治ですが、日本の通貨は基本通貨で世界5位以内をキープしていますし、リスクの分散をきっちりやっているのでどこか一つがダメになることでその分野が全部ダメになるということはありません。

今回のことでもアメリカからヨーロッパにエネルギー(石油・ガス)を分けてやってくれと要請があり日本は迅速に対応しています。
日米ないしはヨーロッパとの関係は日本人の国民性も含めて総合的に悪くはありません。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

急転直下でプーチン退任で戦争責任を負わせ、別のトップがロシアを納めて世界経済が急回復なんてことは希望的観測でしょうが0ではありません。
それが一番 収まりが良いのは確かですが希望を持ちすぎると別の結果になった時に落胆も激しくなってしまうので、この戦争の道筋の行く末のパターンをいくつか考えておいて心構えで備えておくのが良いように思います。
この考えはあくまでメルカ個人の考えで強制の意図はありません。

中国など別の戦争を仕掛ける国も出るかもしれません。

今は下手に極端な行動をせずにいるのが正解な気もします。
もし台湾が、日本が攻められたらただパニックになるのではなくどう行動を起こすことが正解なのかを議論することが必要な時代となってしまいました。

人間は学ぶ生き物です。
ロシア・ウクライナ情勢から学びましょう。
悲観せずにできることを頑張りましょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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