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ほどよいバランスを目指す

ポジディブ思考なのに

今の会社を起業した時に、僕はこれまでにないくらいやる気になっていました。これまで苦手だったことも積極的に取り組むことが出来ていました。嫌なことも率先してやっていました。何よりも、自分でも信じられないくらいポジディブだったのです。もちろん不安はないと言えば嘘になってしまうけれど、自分が失敗するなんて微塵も感じてはいませんでした。

これまで、会社の一員だった僕が、起業したことで誰よりも先頭に立って進めていかなければいけませんでした。それは、やることなすこと僕にとっては挑戦だったのです。でも、希望に満ちていました。自分を臆病だと認識していたのに、この時ばかりは勇気が溢れていたんです。

そして、僕の中ではどの仕事も順調にとんとん拍子に進んでいると思っていました。

ところが、上手くいっていたように見えて、急に話がとん挫してしまったのです。大きなミスをしていたのでした。それなのに失敗していたことにも気が付かないでいたんです。何とか軌道修正しようと試みても、上手くいかずに、話を進めようとしてもダメになってしまったのです。

それに軽率な行動もしてしまいました。落ち着いてみれば、詐欺だと分かるはずなのに、完全に油断していたんです。そこで、騙されて、常磐から大きな出してしまいしまい、窮地に追い込まれてしまったのです。

そのことで、僕は大きく落ち込んでしまいました。まるで、奈落の底に突き落とされて、この世の終わりみたいに思うほどでした。あれほどまでに、ポジディブでいたのに、今度は天と地との差があるくらい。ネガティブな自分になってしまったのでした。それから、大きなミスや失敗はしなくなったものの、塞がった気持ちのままだったので、それまでやろうとしていたことのほとんどを諦めてしまいました。

平然な自分を取り戻すまでに、多くの時間を費やしてしまいました。

ほどよいバランスを目指そう

スポーツをしていると、ほどよいバランス加減が大事なことが、よく理解することができます。ボールを投げるにしても、力加減が、ほどよく肩の力が抜けたほうが遠くに投げることが出来ます。肩に力が入りすぎてしまえば、思いっきり失敗してしまうし、肩に力が入っていないと、ボールは全く飛びません。

僕自身も、起業したときの経験から、ポジディブになり過ぎてしまっても、気持ちが前のめりになり過ぎてしまっても上手くはいかないこと。また、ネガティブになり過ぎてしまっても上手くはいかないことを学んだのでした。

人生にとっても同じだったのです。前のめりになっていても、後ずさりし過ぎも、上手くはいかないものなのです。気持ちのバランスもほどよい程度が良いというものだったのです。

よく思い出すことがあるのです。信頼していた人がいて、その方によく相談していたんです。僕が感情的になって相談しようとしていると、いつもこう言うのです。「とりあえず、コーヒーを入れるから、飲みながら話を聞くよ。」って。僕が、凄く落ち込んで、今にも泣きそうな時にも、「コーヒーいれるから、座って飲んで。ゆっくりと飲んだら少しは落ち着くよ。」と、言ってくれたのです。

時に、人は正しいことをしようとするあまりに、人を傷つけてしまうものです。正義を振りかざしているつもりでも、相手にとっては暴力になってしまうのです。

また、僕らは自分の気持ちに正直であろうとするあまりに、相手の気持ちを思いやれずに、強引に自分の気持ちを優先させてしまうものです。そこで、自分勝手だとかわがままと言われてしまうことだってあります。優しさが欠けていると指摘されても仕方がないことがあります。

自分の中にある思いや考え方にも、ほどよいバランスが大事なのです。

僕らにとって、大事にしないといけないものは、一杯のコーヒーをゆっくりと飲む余裕なのではないかと思いました。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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