見出し画像

人間関係は静かに待つことが信頼の証

いくら人に変化を求めるなと言われても

「人は変えられないものである。」

だから、人に変化を求めないようにしよう。と、本を読んでいると、よく目にするものです。みんなそれぞれ価値観も違えば、考え方も違うものです。それが、例え、血の繋がっていた人同士であっても、同じ目標をもって集まった人同士であっても、それぞれの思いを持っているものです。ですので、それを自分の都合よく、人を変えていくのは出来ないものだということです。

でも、時には、相手に行動変容を求めたくなることもあるものだと思います。例えば、親の立場からしたら、子供にはよく勉強して欲しいものです。子供からしたら、いつも、優しい親であって欲しいものです。パートナーシップの関係なら、お互いが想い合っているのだから、自分のことをちゃんと理解して欲しいと思うものであります。会社であっても同じようなことが言えます。従業員の立場なら、会社や上司たちが、自分達の思いを汲んで欲しいと求めるし、会社の立場からすると、スタッフ一同がみんな同じ方向を向いてくれるように求めるものです。学校も同じです。お店をしている人だって、お客様に来て欲しいと求めます。日本全体を考えても同じです。みんなそれぞれの関係性でそれぞれの立場で、何かしら、相手に求めてしまうものであるのです。

いくら人が変わらないものだと知っていても、人に変化を求めないことなんて、並大抵の人では難しいのではないかと思うのです。だって、それは自分にも何一つ求めないというものであるのですから。誰もが、自分に対して、こうありたい、ああなりたいと思うものじゃないですか。僕は、それを強く持っているのです。もしかすると、その分、人にも変化を求めてしまっているのかもしれません。だから、悩みや苦しんでいる人達が、少しでも心を軽くすることが出来るように、こうして毎日noteを書いているくらいなんですから。それは、人に変化を求めているものだとも言えます。

変化の強要はお互いが傷ついてしまう

ですが、変えたいと思うばかりに急いてしまったり、力任せにしてしまえば、お互いがお互いを傷つけてしまうものです。

それは、自分の過去を振り返ってみれば、ちゃんと心が記憶しているものでした。

僕の母は非常に厳しい人でした。幼い頃から、毎日毎日、厳しく勉強させられていました。その時に、グズグズしたり、書き順を間違ったり、線がぶれたり、姿勢が崩れてしまうと激しく怒鳴られたのです。

きっと、子供の頃って母親に甘えたいものじゃないでしょうか。たぶん、僕もそうだったんだと思います。当時の記憶に、寂しくも凄く悲しかったという記憶が残っているからです。次第に反発するようになり、母親と衝突するようになりました。僕も傷ついたけれど、母親も傷ついていたのかもしれません。

その一方で、僕が精神を壊して、心が病んでしまった時に、心療内科にカウンセリングを受けたことがありました。そこの先生は、僕のことをとことん待ってくれました。僕が自分の気持ちを話すまで待ってくれたり、何か取り組むときも、やり始めるまで待ってくれました。だからこそ、僕は安心することが出来て、いつしか、何でも話すようになっていたし、先生の話をちゃんと聞くようになっていたのです。そして、気が付けば前向けるようになれたのだと思います。

こうした経験からも、変化の強要はお互いを傷つけるものになります。そして、人を変えていく上で、待つということが、人を変えていく上で、非常に重要な意味があるように思えるのです。

待つことの意味

僕は、写真を撮るのが好きな方で、何処にいってもスマホで「パシャパシャ」と写真を撮ります。子供達の写真もよく撮ります。こないだ、写真の整理をしようと見直していたら、とっても最高の一枚を見つけたんです。日常生活の中で何気なく撮ったものですが、いつもはポーズをお願いしているのですが、この時ばかりは、子供達のやりたいことが終わるのを待っては、自然に笑うのを待ったのでした。決して無理やりに作り笑いをさせたものでもなく、押し付けたものでもなく、ごくごく自然な笑顔に心がなによりも癒されたんです。

その時に、人との付き合い方は、そういうものだと感じたんです。

大げさに言えば、僕は子供たちが自然に笑ってくれるだろうと信じて待ったことになります。相手を信じて待つことこそ、人を変えるものになるのではないかと思いました。

相手のことを尊重するということは、相手の状況や思いや考え方を汲んであげるというもの。その人を信頼して待つというものです。待つということは、相手のことを尊重し思うから出来ることです。

そのことが、相手に伝わると、相手も安心感を感じたり、信頼を寄せるものになるものです。そして、その安心感が心を開かせるものになるはずです。

人を変えることは難しい。だからこそ、信頼している人であれば、変わることを信じて待つという在り方がもっとも大事なのだと僕は思うのでした。

お知らせです

お悩み相談はじめました!

人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。

詳しくは、こちらを読んでください。

相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?