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人間関係には距離感が大事

人間関係の距離

人間関係の距離には、段階があるそうです。その段階によって、話す内容の深さも関わり方も変わってくるのです。人との距離間が分かる人になれると人との接し方が分かり、嫌な思いをすることもさせることもなくなるというものです。

1.初対面や挨拶する程度の関係
面識のないもの同士や、すれ違い程度に挨拶するうような間柄の段階です。天気の話や社会問題などといった当たり障りのない会話が求められるようです。

2.社会的な関係
職場の同僚や取引先など、仕事上において関りがある関係と言ったものが分かりやすいものです。社会的に繋がりがあるといった段階です。信用が大事なので、断片的な状況や事実を話したり、趣味について軽く話をする程度です。でも、踏み込み過ぎると、相手に不快感を与えてしまうものです。

3.個人に踏み込んだ関係
親しい友人や知人といった関係の段階です。個人的な身の上話をすることも十分にあり得ます。踏み込んだ話をするので、特に配慮が求められるものです。

4.感情の部分まで踏み込める深い関係
お互いをよく知る非常に近い関係の段階です。相手の心の傷や悩みの部分まで尋ねることが出来る関係性です。あの時どうして怒ってしまったのか。あの時に悩んでいたのはどうしてなのかといった風に、あまり人に知られたくない心の部分にまで聞くことが可能な訳なのです。だからこそ、配慮は十分に必要で、近いからこそ、傷つけあう場合も考えられるものです。

人間関係の距離を4段間によって、お話しさせていただいたのですが、これは、パーソナルスペースとも言われ、アメリカの学者エドワード・ホールによって提唱されたものです。パーソナルスペースには、この人間関係の距離に合わせて、実際においても取るべき距離が記されています。

人間関係において大事なこと

同じようなことを言われても、ある人の場合は有難いと感じるものが、あの人に言われると、不愉快に感じてしまう。人によって不快に感じてしまったりしてしまうのは、人間関係の距離の問題だということなのです。

ひとつひとつ考えてみれば当然のことで、自分がまだ未婚だとして、初対面の人に、結婚はどうしてしないのかなんて聞かれたら腹が立つものです。もう少し詳しく考えてみると、言われた瞬間に、見知らぬ人に自分の領域を侵害されたような気持ちになる訳で、土足で家に上がられたようなものなのです。

こうしたことは、よくあることではないでしょうか。自分のことを勝手に決め付けられたり、関係を築いてもいないのに、根掘り葉掘り聞いてきたりされることもあるし、その逆のパターンもあります。

言葉と言うものは、受け手の方は無防備であるのです。どんな言葉でも浴びてしまうものなのですから。お正月に親戚の集まりが嫌だったのは、そこまで親しい間柄でもないのに、親戚だからと言って、あれこれ聞かれるからであったのです。

つまり、大事なのは、人間関係の距離によって、自分の領域も変わってくるし、相手の領域も変わってくるものだということをちゃんと理解することです。相手によっても、大きく変わってくるし、関係性によっても大きく変わってくるのですから。

だから、いつも人との会話の中では、配慮は欠かせないのです。人間関係の場合は焦りは禁物なのです。しっかりとした関係性を築くのに必要なのは、相手のことを知るよりも時間です。どうしても時間が必要なのです。

コミュニケーションにおいて、相手のことを知る事こそ、関係性を深めていけるものだと思いがちなのですが、そうではなく、分かち合えるために、相手を尊重しながら共感を大切にする必要があるのだということでした。

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