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自分を癒せていますか?

素敵な自分になれる方法

優しい自分でいられるのも、穏やかな気持でいられるのも、心が安定していないと出来ないものであります。自分らしくいられるのも、心が安定していないと、軸からぶれてしまうものです。心が不安定であると、不安に陥って、他人から大きく影響を受けてしまうからです。だから、後悔しないための選択をする為には、心が先ず安定していないとおかしな方向に舵をきってしまうのです。

つまり、素敵な自分になって、自分らしく豊かな人生を歩むためには、心の安定が非常に重要となっているのです。

心を安定させたまま状態を保つことは、非常に難しいものであると言えます。これだけ多く刺激的なものがあり、せわしない日常生活の中です。雑念を振り払うことは、お坊さんになって、刺激的でせわしない日常を断つという修行を積まない限り、不可能に近いのではないかと思います。

そうであるのに、かつての僕自身も、目の前に起きることに心を乱すべきではないと思い、必死になって、自分を保とうとしました。ですが、次々に迫りくる出来事に心は乱されるのでした。そして、自己嫌悪に陥るのでした。

だから、何が大切なのかというと、自分を癒すことが必要だということです。心をい平然に保つことは難しいのです。だからこそ、心が乱れてしまった後に、自分をしっかりケアしてあげることで心の安定を取り戻すことが出来るのです。

自分を癒す

心の癒しとは、極端なことを言えば、自分を温かく抱きしめることだと習ったことがありました。そう言われると、少し、照れ臭いように感じるかもしれません。僕はこれを聞いた時に、凄く苦手なことだと感じました。嫌悪感さえ感じていたかもしれません。

その理由は、自分のことが嫌いだったからです。

その当時の僕は人生が上手くいっていないと感じていました。何事も優柔不断であったし、感情の起伏が激しかった。悔しいと感じた日には、深夜に涙で枕を濡らしていたくらいです。他人が気になり、世間が社会がどうだと言っていました。そして、いつも不安になっては、いつも後悔していたのでした。

当時の自分を思い出しそうとすると、悲痛で歪んでいる自分の顔が浮かんでくるのでした。いつも何かに悩み苦しんでいる姿しか思い出せなかったのでした。

その理由にようやく気が付くことが出来ました。いつも自分に厳しくあろうとしていたからです。自分に対して厳しい言葉しか投げかけていませんでしたから。

自分がどうしていつも心が乱れていて憔悴しきっていたのは、自分に厳しくするあまりに、自分を癒せていなかったからだということです。

心の状態がボロボロのままだったから、心の余裕が全くと言っていいほどありませんでした。だから、どうした訳か焦ってばかり。自分に優しくなれなくなって、自分の駄目な部分ばかり気になっていました。

そんな心理状態で、自分を癒すという考えはなかったのだと思います。

自分の心すら意識していませんでした。

こうして、僕自身の振り返ってみても、自分を癒すことが大事だということが分かりました。

自分を癒す上で大切なこと

それから、確かに自分を癒すことを心掛けるようになったのですが、どれだけ癒してみても、心が落ち着かせることができませんでした。

自分を癒す上で僕は思い違いをしていたからでした。

そのひとつは、癒しを自分の外に求めてしまっていたこと。誰かが癒してくれる。そう思い期待をしていても、その人が期待通りに動いてくれるとは限らないのです。どれだけ尽くしたからといって、返ってくるものではないし、こちらが癒しを求めたとしても、相手はそうだと受け取ってはくれないことばかりです。

そうなってしまうと、どうしてなの?何でなの?といって不信感に陥り、心は逆に乱れてしまいます。

それに、何か特別なことをする必要はないということです。

自分のことを癒そうと贅沢をしてみたり、特別なものを用意したりしていたのです。それは、確かに嬉しいことだと感じられたのですが、次第に、特別なことをしなくちゃいけないという気持ちが重荷になり、心の中で葛藤してしまうようになったのです。

それもまた、自分の心をかき乱してしまうものになってしまうのでした。

自分を癒すのは、心を安定させること。その目的を忘れてはいけないのです。

自分で自分を癒すこと。

人からされて癒されたと感じたことがあります。

いつも気にかけてくれて、決してお節介ではなく、温かい目で見守ってくれたのです。励ましや優しい言葉をかけてもらえたことです。いつも応援してくれている、そばで支えてくれている。認めてくれて受け入れてくれる。自分の気持ちを受け止めてくれる。そうした存在を実感することが出来る時に、感謝の気持ちになり、こころ癒されたのです。

心を癒し気分や気力を取り戻すのは、そうした存在に、自分自身がなればいいということです。

特別なひじゃなくて、特別な言葉じゃなくていい。何気ない言葉でいいから毎日、優しい言葉が、自分を癒してくれるのだということなのです。

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