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性別関係なく好きなモノを纏う

2024年が始まってアッという間に3か月が経過しようとしている。
年々、月日が経つのが早いなと実感する。
この3か月間に何かあったか?と自問するも、特に何も無く。
ただ、昨年末から再燃した「読書熱」に従うように、週一ペースで本屋に行き、せっせと読み進めているそんな日々が、今もなお続いている。


とある日、春物散策に出かけた。
以前からメンズの洋服を着たりしていたので、その日もメンズのフロアを見ていた時だった。とあるお店の店員さんから「男性へのプレゼントですか?」と突然聞かれたので、「いえ、自分で着るんです」と何気なく答えたところ、「あっ・・・なるほど」と苦笑いしつつ返答され、少し微妙な空気が流れた。自分の体形や好きなスタイルによって、女性が男性の、男性が女性のブランドを着る事が普通になりつつある今日この頃。ありがたいことに、「ユニセックスライン」が設けられているブランドもあるぐらいだ。そんな中、今回の出来事に、なんとなく違和感を感じた。
(注:あくまで個人的に)

過去に同様の体験をしたことはある。明らかに異様なモノを見るような態度をされた事もある。そんな時、「メンズを着るのは、おかしなことなのか?」と自分の好きなモノに対して自問自答を繰り返した事もあった。
でも、時に、懇切丁寧にブランドや洋服の事、女性が着る場合のサイズ感について説明してくださる店員さんに出会う事がある。その時は本当に勉強になるし、嬉しくもなる。また、私が尊敬する女性である「HOLIDAY」のディレクターである菊池紀子さんが、雑誌のインタビュー記事でこう話していた。

学びという意味でも、メンズブランドの服はずっと買い続けています。カジュアルでもモードでも、細部まで計算されたデザインがたまらない。中でも、仕立ての良さが命のテーラードは男性用が鉄則

GINZA STYLE SAMPLE 124人の私服拝見 CHARMING BUSTERS

「メンズ・ウィメンズ関係なく、自分の好きな洋服を好きなスタイルで着ているだけなので」と直接お話させて頂いた際にもおっしゃていた。性別関係なく好きなモノを身に纏う。ただ、それだけのように思う。

女性が男性ブランドを着る、その逆も然りだが、今も少なからず違和感を感じる人が居るのは確かだと思う。ただ、もし可能であれば、お店の方には女性でも男性でもお店に訪れた人は、「単に洋服を見に来た人」として接して貰えると嬉しい。きっと、プレゼントだとこちらから相談すると思うので。

サラッと自分らしくメンズを着こなせたら、どれほどかっこいいだろうか。
まだまだメンズは奥が深い。


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