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私が見た3つの “クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ” 展

ついに始まった東京でのディオール、"夢のクチュリエ" 展(2022年12月21日〜)。

感無量である。

私は2018年にパリ、2019年にロンドンで同展を観ており、今回東京では3回目となる。

当初は、パリの後ロンドンとニューヨークでの開催、という発表だったので、昨年秋に、東京にも来るというニュースを聞いた時はとても嬉しく、感慨深いものがあった(実際にはニューヨークの後、ドバイ、上海、成都と巡回して東京に来ている)。

そしてこの世界巡回展は、それぞれの場所で同じものが開催されたかと言うとそうではなく、基本的には同じ構成を取りつつも、開催地とディオールの歴史や関わりを紹介するパートを(私の観た)ロンドン、東京では設けており、いずれも見応えあるものだった。

ディオールは、ムッシュ ディオール(創業者・初代デザイナーのクリスチャン・ディオール氏。ムッシュは、フランス語で "ミスター" の意。本記事では敬意を込めて “ムッシュ ディオール” と呼ぶ)の時代からのアーカイブを数多く所有しており、それらも多く展示している。もはやこれはいちファッションブランドのそれではなく、文化とも言えるのではないかと思う。

そんな貴重な展覧会を、私はパリは約3時間並んで入場できたものの時間の都合で観覧40分、ロンドンはそれを取り返すように3時間半、そして東京は約3時間とじっくり見させていただいた。

パリは短い時間だったとはいえ、それを含め3つの地で展覧会を見た私がシェアできることを主眼において、東京での開催がどうだったか、まとめてみたいと思う。

※ 長文になりましたが、パリ・ロンドン開催の様子も折り込んでいるので、写真だけでもお楽しみいただけると思います。

ニュールック

東京でも最初に登場したのは、ディオールの象徴的な “Bar(バー)ジャケット”
2018年1月に訪れたパリの同展エントランス。メインヴィジュアルは “バージャケット”

創業者であり、初代デザイナーのクリスチャン・ディオール氏の初期のコレクション “ニュースタイル” と、それを新たに解釈した後継のクリエイティブ ディレクター(デザイナー)のオートクチュール作品から始まった最初の章は、モノトーンで統一され、おごそかで、神聖な気持ちにさせられる章だった。

フランス語でオート(Haute)は「高級な」、クチュール(Couture)は「仕立て・縫製」という意味です。
デザインだけではなく、服を仕立てるためのパターン・縫製や刺繍などの技術的にも、また素材的にも最高品質を求めて作る特注の仕立服のことを指します。

オートクチュール - ACCESSORY MUSEUM
モノトーンで揃えられた代々のクチュールが整然と並ぶ。ルックの間に置かれているのは、吉岡徳仁氏の椅子 “Medallion of light”
ムッシュ ディオール(クリスチャン・ディオール氏)のスケッチ画

こちらはロンドンでの最初の章。やはりモノトーンを基調として、ムッシュ ディオールと後継のクリエイティブ ディレクターによるオートクチュールのルックが紹介されていた。

ルックは様子や外観のことでファッション分野では同義に使います。
スタイルは衣装にたいする主義、階層意識、仲間意識などもふくむことがあります。
スタイルもルックも衣装全体の雰囲気やイメージを表現します。

スタイル・ルック用語集 - モードの世紀

ファッションの基本であるモノトーンで、この展覧会のメインであるオートクチュールの作品を巡り始める - それはまるで、基本に立ち返るようなプロローグだった。

ディオールと日本

2つめの章は ディオールと日本の関わりから歴史や記録を辿る日本独自の章。ちなみにロンドンでも、“DIOR IN BRITAIN”(イギリスのディオール) と題して、ディオールとイギリスの関わりを掘り下げ、多くのドレスや王室との繋がりなどが展示された章だった。

“ディオールと日本” 壁紙は和紙で作られたそう。その曲線が、ディオールの “コロール(花冠ライン)” というスカートのシルエットを思わせる
SUZURKA-SAN(スズルカ - サン)
 ジョン・ガリアーノ for Christian Dior
2007年 春夏オートクチュール コレクション
刺繍とペイント入りリネンのコート
こちらはパリの展示。右手奥に見えるのはジョン・ガリアーノの "SUZURKA-SAN"

和紙をこの空間に張り巡らせた理由を、今回の展覧会で空間演出を手掛けた重松象平氏は下記のように述べている。

ディオールと日本の歴史的関係にフォーカスした〈Dior in Japan〉という部屋では、阿波紙という徳島の和紙を部屋全体に張り巡らせています。ディオールがドレスを作るときに、布を被せてフィルムのように仕上げていく構造体があって、それに着想を得たものです。動きのある皮膜が、空間全体を覆いながらそのドレスの背景となり、庭のようなランドスケープを作り出す。そういう抽象的というか、舞台美術的なデザインにすることで、ドレスの柔らかさとか、色を引き立てる役割も果たしています。木の繊維が残った古い和紙なので、繊維を使って作られる洋服の本質ともリンクしますし、温かみも感じさせられます。日本だからというクリシェに囚われずに、現代的な空間というのを目指してデザインしました。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展で知っておくべき3つのこと - i-D

この和紙の演出は、パリではもちろん、ロンドンの展覧会でも存在せず東京独自のもの。素材から伝わる素朴な味わい、曲線の柔らかさ…これらがドレスと融合し、“ディオールと日本” というここにしかあり得ない独自の空間を作り上げていて、東京開催というオリジナリティの表現に大いに寄与していたように感じる。

重松氏の "皮膜" という表現も、個人的には今回の展覧会と共鳴していたように思う - 歴史あるディオールのクリエイションを、日本の文化とリンクさせて表現し、さらに現代的な空間に落とし込むという今回の手法に、新たな命を吹き込んだ "皮膜" というコンセプト。ローカライズされる章は個人的にもとても楽しみにしていたので、私はこう来たか…と万感の思いで拝見した。

桜がモチーフのドレス
ディオールのドレスが掲載された切り抜きが貼られたボード。日本画との相性も良く美しい
日本文化に着想を得たドレスの数々

ロンドン開催では、ムッシュ ディオールがイギリスに魅せられた経緯、ロイヤルファミリーとの関わり、現地でのファッションショウの開催や多くのイギリス企業と取引していたことなど、当時から密接だった両者の関係が資料と共に語られていた。このようなディオールと現地の関係性を示す資料は、ベタかもしれないがやはり興味深く、歴史の中でファッションがどのような立ち位置を保持してきたのかを知る手掛かりともなる。

ディオールが残したもの

ムッシュ ディオールがこの世を去ってから、6人のクリエイティブ ディレクターがディオールの意思を受け継ぎ、メゾン(ブランド)を継承している。この章では各々のクリエイティブ ディレクターに焦点を当て、それぞれのオートクチュールコレクションをピックアップして展示していたが、特筆すべきは、今回写真家の高木由利子氏がこの展覧会のために撮影したルックの写真が、壁紙として意匠的に設置されていたことだ。

現行のクリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリのセクション。
後ろに見えるのが高木由利子氏の写真
ラフ・シモンズ

高木氏の写真は他の章でも展示されているが、ここでは大きく引き伸ばされた写真が四方に展示され、一際ダイナミックにドレスを引き立てていた。

非常に特徴的で一目でそれとわかるジョン・ガリアーノの作品の数々
ジャンフランコ・フェレ
マルク・ボアン
イヴ・サンローラン
クリスチャン・ディオール
次の章へ続く通路では、高木由利子氏の作品が数多く展示されていた

ロンドンでも、"Designers for Dior" という章があり、オートクチュール作品がポートレート、クリエイティブ ディレクターの紹介と共に展示されていた。天井高で、それぞれのディレクターの作品が同じ空間に配置されていたのは、東京のそれと似ており、私にもそれを思い出させるものだった。

ディオールのアトリエ

個人的にとても楽しみにしていたと言っても過言ではないこの章。ロンドンでも同じ章があり、ここにすこぶる魅せられていた私は、東京でもここはどんな風に表現されるだろうかと、待ちきれない思いでひどく楽しみにしていた。

両側に高く設置されたドレスの数々。ものによっては回転しており、その形や素材をじっくり見ることができる

白、白、白…アトリエでは、オートクチュールの試作品はまずコットン生地で組まれるという。

天井は鏡で反転している

オートクチュールメゾン(ブランド)にとっては何をおいても外せない、核となるアトリエという存在。そのアトリエと、今回展示対象となっているオートクチュールの、精巧で無垢な試作品を展示することで、アトリエの存在意義、そしてドレスを具現化する職人達への限りないリスペクトと夢を、この白い空間で表現している、“アトリエ” という章。

白という色は、デザイナーにとっても職人にとっても…全ての土台となる、ニュートラルな色。可能性が無限大のこの白い空間、多くの人に夢をもたらす数々のクチュールとそれらを生み出すアトリエ。この章は、訪れる誰もが想像力を膨らませ、ドレスへの夢を描ける場所だった。

ロンドン開催では、職人が作業をしているショートフィルムがあったりと、東京とはまた異なる雰囲気だったけれど、一方東京ではドレスとじかに向かい合うことができ、色のないドレスを見ることで、その構造体に目が行って、私はドレスを建築と捉えたムッシュ ディオールのフィロソフィーてつがくに、触れられたような気がした。

ディオラマ(DIORAMA)

東京では、"章" として名前は付けられていなかったけれど、パリでもロンドンでもあった、ディオールのドレスが表紙を飾ったファッション誌を一堂に集めたセクション(ロンドンでは "DIORAMA" と名付けられていたので、タイトルではそれをお借りした)。

この写真はパリから。パリでは、ちょうど階段の壁一面に雑誌が敷き詰められたような展示だったのだが、その数に圧倒されたことと、光の具合も美しくフォトジェニックで、これぞファッション誌、という圧巻の展示であった。このパリでのマガジンセレクションの圧倒的存在感と迫力は、言葉では言い表せないほどすばらしく - 私にとっては生涯忘れられないものになった。

その歴史と文化的土壌の違いなどいくつか理由はあるだろうが、やはりその数は私の訪れた3つの展覧会の中では東京が最も少なかった。

こちらはロンドン。数は元より展示の美しさにかけては、パリほどではなかったように感じられた。

東京のマガジンセレクション。ラグジュアリーファッションとハイファッション誌は切っても切れない密接な関係性にある

その代わりなのか、東京では古くからのコマーシャル(商業用)フィルムを集めたものが上映されており(大きな画面で、しかも尺が長いので長椅子も用意されていた)これがとても見応えのあるものだった。私の記憶では、ロンドンではこれほど大きな画面で着席鑑賞できるフィルムはなかったように思う。例に漏れず、コマーシャルというにはいささかもったいないほどアート性が高く、またストーリー性のあるフィルムだった。こうした質の高いアーカイブを所有していることも、ディオールならで、興味深い。

コロラマ(COLORAMA)

なんて楽しい空間なんだろう。そう思わずにはいられない “コロラマ”。帽子、靴、宝石、バッグ、メイクアップアイテムに至るまで、女性を彩る全てのオブジェを虹色に並べたこの章。基調となる色を表現するのは、刺繍入りのドレスとミニチュアのドレス。ここではもう説明など不要。ディオールのオブジェで彩られた空間を視覚で体感して、ただただファッションの楽しさを味わいたい。

なぜかワクワクしてしまう、楽しいこの “コロラマ” の世界。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがある
オートクチュールのアトリエが手がけたというミニチュアのドレスは、元のドレスを細部まで正確に再現しているという。まるで幼い頃にバービー人形で遊んだ頃にワープしたよう
オブジェの配置が色彩のグラデーションを滑らかに表現していてまるで虹のパレット。目にも楽しく彩り鮮やか

パリでも同じコンセプトの章があり、やはりグラデーションの美しさ、これだけのオブジェを揃える壮大さ、そしてミニチュアの楽しさに同じくワクワクして、時間がなかったにも関わらず、私はしばらくその場を離れられなかった記憶がある。

子どもの頃を思い出させるこのミニチュアたちは、女性の心をグッと掴んでしまう、そんな罪深い章だった。

ミス ディオールの庭

幼い頃から庭園と庭づくりに親しんだムッシュ ディオールと、無数の花が刺繍された壮麗なドレス “Miss Dior”(ミス ディオール)、それらにちなんだ章。会場が花に包まれた庭園に見立てられ、花と庭園、そして花のようなドレスの数々が会場を埋め尽くし、ここではムッシュ ディオールのまた一つの世界観がつまびらかに、壮大に表現されていた。

天井から花を模した装飾が施され、多くの花々が咲き乱れているような感覚を覚える空間
クリスチャン・ディオール初の香水 “Miss Dior” 
同じコンセプトの空間がパリにも。花が咲き乱れるさまを描くような優美な演出
こちらもパリ。藤を模したような装飾と花のようなドレス

ディオールのスターたちとJ'adore

数え切れないほどの華やかなドレス

とてもきらびやかで豪華な空間。創業直後から現代まで、スターが着用したディオールのドレスを一挙に集めた章である。

スター達がどんな面持ちでこの華やかな衣装を着用したのかと、思いを馳せながら観てまわるのも楽しい。そして彼らのオーラにも負けずとも劣らず華のあるディオールのドレスの数々が目に眩しい。

それぞれ個性溢れるドレスに一点一点見入ってしまう

「私のドレスは女性をプリンセスに変える」というムッシュ ディオールの言葉を思い返しながら、華やかなドレスの世界を肌で感じ、彼のフィロソフィーてつがくにも思いを馳せられる空間だ。

ディオールの夜会

間違いなくこの東京開催の見どころの一つであるこの章。夜会をイメージして、切り替わる照明と背景が、まるでまばゆく輝くステージのようで、スケールの大きさ、豪華さにとにかく圧倒される。

ディオールの壮大なイメージに相応しく、印象にも残る。地上3階程度 - はあるだろうか - の高さの吹き抜け空間を使って設置されたこの様子は、一見の価値がある。

ラグジュアリーブランドは、そのブランドのイメージや世界観が非常に重要で、それらはさながら命とも言えるけれど、ここではディオールのその壮大な世界観をたくみに表現していると言えるだろう。

こちらはパリ。やはり天井高の回廊の一端に、夜会用のイブニングドレスが数々並べられていた。

パリ装飾芸術美術館の長い回廊に展示された数々のドレスも圧巻で、私は急ぎ足ながらもその美しさにひどく感動してしまって、この回廊での展示は非常に印象深く記憶に残っている。ほぼ最後のパートだったこともあり、非常にドラマティックにも空間演出されていた
ロンドンでは “THE DIOR BALL(ディオールの舞踏会)” という章で、スター達が着用したドレスが華やかに展示されていた

さながら舞踏会を思わせる照明と、イブニングドレスの数々。

ロンドン - 目移りしてしまうほどの絢爛さだった

レディ ディオール

ディオールの象徴的なバッグである “レディ ディオール”。これをモチーフに世界中のアーティストが手掛けた作品や、芸術作品となるものなど、文化の一端を担うレディ ディオールが取り上げられた章。天井などそこここに据え付けられた小さなレディ ディオールが、小さいけれど多大な存在感のその世界観を示しており、ファンや愛好家にはたまらない空間である。

アフリカ系の女性たちがそれぞれに “レディ ディオール” を手に取っている一枚

異文化のエスプリ精神が掛け合わされたドレスやバッグがここで展示されており、ディオールが、多様性を表現する一端を担うメゾン(ブランド)であることが伺える。

円筒形の天井には、小さな “レディ ディオール” が埋め込まれている

ディオールと世界

最後の章は “ディオールと世界”。ファッション界のグローバリゼーションの先駆者であったムッシュ ディオール。そしてそれを継承していった後継のクリエイティブ ディレクター達、彼らは古今東西の様々な文化にインスピレーションを受け、再解釈し、それらをディオールのドレスに表現していった。

様々な民族の文化が取り入れられたドレス
NUMÉRO 219
マリア・グラツィア・キウリ for Christian Dior
ペニー・スリンガーとのコラボレーション
2019年秋冬オートクチュール コレクション
全体に金箔をあしらったスカルプチャードレス、
モンテーニュ通り30番地をかたどったデザイン
(モンテーニュ通り30番地は、メゾン「クリスチャン ディオール」が1946年パリで創業した地)

ロンドンでは “TRAVELS(旅)” と題した章があり、ムッシュディオールとその後継者たちがインスピレーションを得たメキシコ、日本、中国、インドの5カ国に焦点を当て、ドレスが紹介されていた。

黒を背景としたブースに色鮮やかなドレスが立ち並ぶ。一見、この展覧会の最初の黒を基調としたプレゼンテーションとはまるで別のブランドのようだが、やはり華やかで存在感のあるドレスの数々

AN ENDURING REPUTATION

こちらはロンドンでの最後の章で東京にはないものだったが、アジアの文化も垣間見える美しい章だったので、ここでご紹介したい。

1枚目は現在のクリエイティブ・ディレクター、マリア・グラツィア・キウリの2017年春夏のオートクチュールコレクションでの最後のルック。1950年代にプロモーション用に作られた “扇子” のプリーツをドレスのプリーツに再解釈し落とし込まれたもの。同時にムッシュ ディオールが残した永続的な遺産を強調したそうで、ムッシュ ディオールへの敬意と、キウリの華やかで繊細な才能も同時に示す、美しい、そこはかとなく余韻が残るパートだった。

展覧会の詳細

この展覧会が始まって早2ヶ月近くが経った。会期はまだ3ヶ月ほど残っているが、早々から混雑していると聞くこの展覧会。メゾン ディオールは確かにいち商業ブランドだけれど、その枠を超えて、ファッションという産業から文化を醸成してきた側面があり、その意味でとても興味深い。大回顧展とも言われる本展は展覧会のボリュームとしてもかなり多く、見応えがあるもの。ファッションや、服飾、建築、芸術…派生する文化に興味のある方なら、楽しめるものだと思う。私も、また足を運びたいと思っている。

会期:2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)
休館日:月曜日
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F
観覧料:一般 2,000 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円 / 中高生以下無料

クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ - 東京都現代美術館

※ 挿入されている写真及び画像はすべて筆者によるものです。また、施設等の情報は、当記事執筆時点(2023年2月)のものとなります。

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