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【みんなのインク画広場】心はいつだってグラデーションだ

みんなの俳句大会に合わせるがごとく、晩秋の趣である。布団の外はツンドラ気候である。この数日、鍋が恋しい。会社での会話も、自然とそんな話題になる。その中で、ふと出てきた質問。「くたくたの野菜と、歯ごたえの残る野菜、どっちが好き?」

出たー。出ちゃったよこの手の二択。
いつも回答に窮することが多い。

だって「どっちも好き」だから。

相手は「どっちか1つが好きで、もう1つは好きじゃない」的回答を求めることが多いため、「両方」と答えると往々にして不満げな反応をされるのだ。

どっちの良さも楽しめばいいじゃない・・・両方好きで何があかんのよ・・・


ご飯もパンもまとめて食らわせろ(ノシ*`ω´*)ノシ


「あれ?めろさんは猫派じゃなかったですか?」

オイラは動物派だ(ノシ*`ω´*)ノシ

仮に猫派だとして、ワンちゃんと戯れたらあかんのか。コーギーのお尻を愛でたらあかんのか。ええやないか。「猫派は犬を敬遠すべし」What a 寂しい人生!

インドアも楽しいし、アウトドアも楽しいよ。きのこの山もたけのこの里も美味しいよ。なぜ対立構造を作りたがる。なぜ良さが異なるものを比較して、優劣をつけたがるのだろう。


「ご飯派?パン派?」
どっちも食わせろ(ノシ*`ω´*)ノシ

焼きたての厚切りトーストにバターが沁み込むのを眼前にしても一切相手にせず、俺はこっちさ!とデンプン質が硬化したカッピカピのご飯をバリバリ食べるあなたは、例外的に「ご飯派」を名乗っても良いだろう。

どっちも好き。どっちも旨い。あるいは日によって変わるかも知れない。今日はご飯の気分。今日はパンを食べたい。それでええやないの。



インク画に己の心を見るから、毎回心が動くのよ

結果として白黒ついてしまうことは多々あるが、人の心は白黒つけられるケースの方が少ない。常にYESNOでバッサバサとぶった切って、ズンズン進める程甘くない。YESだけど、本当はダメだからね。NOだけど、気持ちはわかるよ。心はいつだってグラデーションだ。

おとやさんのインク画が、それでいいんだよって言ってくれてる気がする。

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どうしておとやさんのインク画に、こんなに惹かれるんですか?と問われれば、オイラは「ストレートに色で心を表してくれている芸術だから」と答えるだろう。おとやさんのインク画に、オイラは己の心のグラデーションを見る。だから毎回心が動くのだ。


グラデーションの心に二択の限定質問を投げつけられて、それに一択で答え続ける人生なんて面白いだろうか。「どっちも好き」「どっちも嫌い」を入れたら四択になるぞ。いや待て。「やや好き&かなり好き」もありだな。「時に大好きだけど時に大嫌い&安定して好き」もあるな。

とはいえ、「どちらかを選ばざるを得ない」ケースも人生には存在する。人生は選択の連続だ。何かを得たければ、何かを失わないとならないこともある。だからこそ、せめて楽しみ方は自由でありたい。グラデーションの心で、好きなものを好きなだけ楽しみたい。

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心はいつだってグラデーションだ。
おとやさんがインク画で教えてくれた。


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おとやさんの「みんなのインク画広場」に参加します。

インク画×クリエイターの化学反応から生まれた様々な作品を楽しむことが出来ます。そして、目の前のあなたも参加出来ます。おとやさんのインク画の力を借りて、あなたも自分を表現してみませんか。

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