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役目を終えていくとき

役目という表現をすると
大きなことのようにも感じるけど
私事で言うと
娘の卒業 そして 新たな環境へ
今までの会社でのお仕事からも 
完全にではないが
役目を終え 離れることとなった。

先日 たまたま
今のわたしくらいの時に人生の転機に
あったという女性の本を手にした。

結局手ぶらで生きる女がうまくいく。
エミチカ著

なぜこの本に惹かれたのか

人生の成幸本、成功本 というのか
自己啓発本ってのは 
著者が男性か女性かでもタイミングなどの
違いがあるなと 最近思っていた。

著者が女性でも スタンスの違いによっては
男性的だったり 選ばれなさいという
と強いメッセージなどあるけれど……

人生の岐路的なタイミングが 女性の場合
40代後半くらいから なんらかの形で
影響される出来事や生活の変化が
あるかもしれない。

例えば 子どもたちの巣立ちなどから
パートナーとの いろんな形での別れなど
そして ここから1からスタートという話

男性著作ものは やはり 若いうちに
たくさんの経験をして 30代くらいまでに
何かを築く!的なものが多い。

このエミチカさんは
もともとは 主婦であったこと
パート経験もなく 初めてのビジネス
というような話。順風満帆だった生活に
突如襲ってきた 旦那様との死別

そこからの ストーリーは 
読む以上に想像を絶する  
経験なのだろうと思いつつ 
経験のない女性にもできることなのか……
などと思わせる反面 
その後の目まぐるしさや
病魔が襲う内容などは 一瞬怯む(笑)
しかし
病床で考えたことや そこからの行動などが
今 わたしには響いた。

『語学力もなにもないのにモナコへ移住しようという女性がいるのに 熱海に移住したい!くらいのこと 実は簡単なのではないかしら?』

と ふと思った

もっと言うと 
『収入という心配はあっても 
2億の負債なんて わたしにはないのだから   実は 楽勝なのではないか』

なんて 思ってしまった。

わたしは何をそんなに怖がっているのだろう

池田重子さんという お着物の世界では
ファンも多い コレクターでもあり 
実業家でもある彼女も
たしか 48歳くらいのときに離婚 そして
出会った帯留を 離婚時に受け取った
お金を全部注ぎ込んだところから
人生が動いたというような
内容に 逆に勇気をもらった。

そして わたしも そんな先輩たちの
スタートのときと 同年代となった。
このおふたりに比べたら 
とても小さいことかもだけど
会社から離れられたというのは
なんだか 不安とかなんとかより
解放されたような感覚を覚えた。

そして シルクショールのデザインという
チャレンジが舞い込んできた。
ブランドを持つという 長年の夢。
そして それを期に スタイリストとして
活動をちゃんと始めよう
そんな事を決めたのです。

わたしが伝えたいファッションは
流行りなどの煌びやかなことではなく
その人その人の生き方に沿ったスタイル。
基本的なことから そしてその先の
アレンジに繋げる
誰かのつくったトレンドではなく 
自分で創る、美学
千差万別 みんな違ってみんな良い
そんなイメージです。

そして お母さんが子どもたちに
基礎を伝えられる文化
着装の本来の意味

本来の美しさに目覚める女性が増えると
きっと明るい❣️
今 わたしたちが豊かなのは
むかしむかしの 女性たちの創造が作った。

わたしたちも これからの世代に
何を届けるかは 今の創造にかかってる。

そんな風に考えた時
とても 後ろ向きな大人の多さに
育児も仕事もひと段落ついたわたしが
次に目指すものが見えてきたんです。

そのタイミングですよ!

と言わんばかりに 
いろんな役目の終わりがおき
『わたしはどう生きたいのだろう』と
考えるキッカケをくれた 本でもありました。

世の中のあらゆるひっくり返りの時
混沌を見せられ 不安な方も多いのかな
だけど……
意外と なんとかなるのではないかな?と
切り替えていけるタイミングでも
あるのかもしれませんね。

最近は 活字を読む習慣と
オディブルなどを活用して聞く読書も
便利な世の中です。
できる事から 少しずつ。

YUKIKO

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