見出し画像

なぜ書くのか。毎日note

 実は今日は毎日投稿を初めて10日目。

300日とか、1000日更新をしている人の足元には、遠く及ばないけれど。10回目はちょっと嬉しい。


 実は5月の頭にも、毎日投稿に挑戦していて、その時は10日にも至らず。たったの8日間でやめてしまった。

 自粛期間で家に缶詰だったせいか、なかなか新しいことが思い浮かばず。
ひたすら昔のことを振り返るような…
自分を解剖するような…
気持ち悪い感覚に陥ってしまい、、
何を書いたらいいのかわからなくなってしまった(笑)


 だから今回のこの10日連続投稿は、私にとってはリベンジだ。
背伸びして、背伸びして頭一つ分とびぬけた!
新記録!達成~!


 毎日何かを書くのって難しい。

 いろんなnoteをみるけれど、読んだ人がちょっとハッとするような、共感するような。わずかでもいいけど、何かしらの発見や、機知があるものを書こうとしている人が多い気がする。

読んで面白いと思ってもらいたい。
読まれなければ意味がない。
すくなくとも、そういうことを思いながら書いていた。

でも、こういう意識はちょっと厄介だ。
毎日投稿することを目標にはしたいけど、毎日書くのは実際大変で、「今日は何も浮かばないよ~」って日も絶対にある。
無理やりに投稿すると、やっぱりクオリティが低いものが出来上がってくるわけで。スキの数にも反映されてくるわけで。

どんなに「気楽にやろう~」と頭では思っていても評価は気になるし、クオリティが低いものを並べてしまうことが、どうしても許せなくなってくるのだ。
一生懸命書いたのに、誰も読んでくれないよなーとか、アクセスはしても評価してくれないってことは、つまらないんだろうなーとか。
とりとめもないことを考えて、「この世の中、いったい何がうけるの?」と、つまらないことを考え始める。

おもしろいコンテンツを作りたいとか、書くことで認められたいと思っている人にとっては、結構つらい。

結局、ゆっくりでもいいから、クオリティのあるものを書くことに集中しよう!と思い立ち、毎日投稿するのをやめてしまう。


 私が8日間で投稿を留めてしまった理由は、こんな感じのところだ。
毎日投稿するべきか、クオリティを重視すべきか。
この談義はよく記事の題材としても取り上げられている気がする。

 しかし、なぜ私がもう一度やってみようかなー!と思ったかと言えば。
前にも紹介した「めんどくさがり屋の文章教室」という本に、

「一日たった200字の日記が小説家をつくりだす」

という言葉が載っていたからだ。

Twitter2回分の文章を毎日書くことが、小説家になるトレーニングになる。

この一文に会ったことによって、私の中で「毎日書く」ということの「意味」が変化した。

 習慣化のコツとか、モチベーションの維持とか、そういうものに頼ろうとしていたけど、一番の問題は、自分が「毎日書くこと」をどう意味づけているのか、という根本の目標、納得感みたいなものにあったようだ。


 それまでの私の毎日Noteの意義は、「楽しいコンテンツ」を作ることにあった。アクセス数も多くて、スキもいっぱいもらえて、おもしろい!と思ってもらえるブログになること。そのための行為だった。
だから、どんなに「きにするな」と言い聞かせても、なかなか評価が付かないことに耐えられなかったし、「自分が書きたいこと」よりも、「何をおもしろい」と思ってもらえるのかという、どこか媚びるような、承認欲求の方向に思考が偏っていた。

けれども、「毎日200ワード書くことで小説家になれる」と言われたら、もう書くことそれ自体に、強固な意味が出てくる。
評価されようが、評価されまいが、その日に何かを書いたこと。
それは私にとって確かな意味のある一歩であることには、間違いがない。

そうおもったら、以前よりは毎日書くのが苦ではなくなった。
しんどい日もあるし、スキが付けば飛び上がるほど嬉しいし、わー今日の記事全然ダメだった…と落胆、狼狽することもあるけれど。

根本の部分が、「認められるブログ」ではなく、「小説家になるための一歩」になるだけで、そういう気持ちの乱高下が襲ってきても打ち勝つことができる。


今日書いたことは成長のための確かな一歩!


 いまは普通に会社員として働いているけれど、いつか書いてみることで、ご飯が食べられたなーと思う。
一流作家になりたい!とか、コラムニストになりたい!とか、今の時点ではっきりとは言えない。
努力の大切さの問題は抜きにして、そういう熱い闘志が通じる世界でもないような気がしているし、熱を込めすぎると空回りするタイプだから…。

 でも、ちょっと高めの豪華な夜ご飯が一回食べれるくらいの望みは。
わたしも一所懸命、頑張ってみたい。





 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?