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形成

統合される恐怖に震える女の子、帝国主義的な小姑たちによる戦争の音、相互互換性が云々と、カタルシスに至る学者が想起する不自然な問いの隙間にこそ、真の答えがある、と、荘厳な正解に誘われるような瞬間にこそ、本質的な愛があるのである、と、宣言する小さな背中の心強さや、空虚感に苛まれる安易な答えの下層部、がんじがらめになり、鞭打たれ、血まみれになっているのにもかかわらず、ただ、傍観される身体を傍観する身体が、延々と繰り返され、本質や真実などは、すぐさま、自らの手により、書き換えられるものであるし、現れるものに、恐怖することよりも、喜びに変える方法云々と、君を騙そうとするために、答えの逃げ道を作らずに、断らないようにするための、セールスの仕組みだとか、加算される原理とは、理性を失い、利益のためだけに及ぼされる精神的な弊害により、呼び覚まされる真理や、妄想ばかりで不眠になる君たちの形、あらゆる理由付けにより、葬られるべき、忌々しい現実、空疎なシーンの断続、別れ際の喜びに似たような感情、浄化されるべき孤独などなくて、この病のような孤独に住まう真実にこそ、何か確かさのようなものが、次々に足枷に変わり、足取りを重くさせるようなことを、書き加える輩こそ、信じるべきではないから、自分のやりたいように、やりたいことを、信じぬいて、貫くだけであり、それ以外に方法なんてないのかもね、と、カモメやカミキリムシなとが笑う海辺での生活、遠くでの超新星爆発との間に生まれた空白が、我々のようなものだね、と、揺籃の中で踊る夜。

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