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蘇生

毎日に備わる凶暴性や欠如、そぐわぬ価値を手にして、停泊する理由や、流動する答えや対価や、更新やら、荘厳な月日、迎合される所以や、悶々とする結末、現実で消費されていくだけの幸や定め、明晰なものすらないから、ここで、確かめるように君を撫で、何でも出来るような気がしてならない週末の音頭がなびき、体たらくな自己を克己し続け、つたない動機や、派生する理由や、過ちにより貧することにより、現れる懊悩、厳寒な時折の識別やら屍、音色やらコード、凡庸な過ちにより拘束されていく原理、理性をリゲインして、はびこる悪意を充填するためのすり替えやら、拙い動機を加速させ、あがなうためだけの、犀利な考えの果て、野晒しにした地球にそぐう者としての偶像崇拝、趨勢を縁取る釈迦如来の大きな手、加工肉たちが踊る深夜のスーパー、意思を乗せて走る貨車が唸る線路、ホログラムのホオジロザメが暴れる交差点での高揚感、間違いだらけの街を正すほど、暇ではないのであるから、獰猛なままの世界を愛したりして、誂えられたものなどを強要するだけの価値を翻すような、軽やかさを用いて、裁かれるための曖昧な過ちを超越していく。

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