諳音(そらね)

Mrs. GREEN APPLEへの愛を言葉に。

諳音(そらね)

Mrs. GREEN APPLEへの愛を言葉に。

最近の記事

闇中に堕ちてゆく、脆さ

「死にたい」。 そんな4文字で始まる曲があるだろうか。 あの日初めてこの曲を再生した時、思わず 一時停止を押してしまった。 嘘だ。やめてくれ。そんなことを唄わないで、 溢さないで。と。 しかも、「仕方がないでしょう?」と。 もうその気持ちに、心身共に委ねて、もはや 諦めて、そういう今日も仕方ない、そう言う。 「誰かにバレてしまう前に」、 「ドス黒い夜に呑まれてしまう前に」。 貴方はよく、「寂しい夜」「眠れない夜」 「夜に呑まれてしまうかもしれない」と、 夜にふと呟く

    • 白に誘われ、導かれた先。

      待ち侘びた、今日この日。 胸が高鳴り、鼓動が早くなる。 深呼吸。 足を踏み入れた先は、別世界。 一言では形容し難い空間。 時の流れが違うように感じる。 幕開けのブザー。 さあ、誘われるままに、誘われよう。 #マスカレイド 仮面を被った人たち。その下は笑顔か、 はたまた別の感情か。 目を凝らすと、そこには2人がいた。 それぞれの楽器を持った2人が見えた。 久しぶり、また会えたね。 ドアを開けて、貴方が入ってきた。 ああ、会えた。会えたね。また。 全身に白を纏い、煌び

      • あの日の、ファンファーレ。

        2023年11月22日。 なぜか私が緊張しながら向かった、横浜。 前日の夜、レコード大賞発表の瞬間を共有するためにインスタライブをしてくれたミセス。 私は明日この人たちに会えるのかと、不思議な感覚に陥る。 スマホの画面に向かって、「会いに行くからね」と呟く。 更に遡ってその数日前。 当初行く予定ではなかったPre-Showのチケットが、まだ残っていることに気づく。 会える時間が増えるなら、買うしかない。 急遽決まった、ぴあアリーナ。 ブルーカーペッ

        • 笑顔であってほしいな

          若井さん、お誕生日おめでとうございます。 貴方に出逢ったのは今年の2月。 Mrs. GREEN APPLEというバンドでギターを弾く人だと知り、その演奏を初めて聴いた時に驚きました。 あまりにもかっこよくて、です。 正真正銘のギターヒーロー。 最高に輝いていて、キラキラしていて、 一瞬で目も耳も、心も奪われた。 ああ、この人は心から、音楽が、ギターが大好きなんだろうな、と感じた。 同時に、日々の演奏や言葉から、「大森元貴の生み出す音楽が心から大好き」も伝わ

        闇中に堕ちてゆく、脆さ

          私から貴方へのプレゼント。

          1996年9月14日。 貴方がこの世に生まれてきてくれた日。 その日から今日で27年。 ただただ、心から、ありがとう。 書きたいことがありすぎて、もはや何を書けば いいのか分からなくなっています。 これは何度も話していますが、私が貴方の歌声に "一目惚れ"ならぬ"一聴き惚れ"をした出会いの曲は、「Soranji 」でした。 あの日に感じた「出逢えた」という感覚は、今でも忘れられない。 本当に、出逢えてよかった。 9月14日の誕生花は、アゲラタム。 花言葉は、"幸せを

          私から貴方へのプレゼント。

          なんて素敵な日だ。

          何度でも言う。 私はAtlantis の「僕のこと」から、抜け出せない。 1日目、「ほぼぶっつけ本番。」 2日目、「緊張する。」 大森さんはそう言っていたね。 3人が向かい合って座る、センターステージに 目を凝らす。 息を吸う音、に応える2人の音色。 呼吸、仕草、表情、全てを汲み取り、それが そのまま音楽と成る。鳴る。 ドームに響き渡る美声。 思わず息を忘れる。 ああ、来る。わかっていたのに、 "ああ" で涙が溢れる。 全身が震え、鳥肌が立ち、全身

          なんて素敵な日だ。

          深海へ還ろうよ

          「どちらか当たればいいなぁ」という気持ちで 両日応募したライブが、まさかの2日間当選。 こんな幸せがあっていいのかという気持ちのまま 当日を迎えた。 8/12(土)。 酷暑。暑かったね。 きっとそれすらも思い出。 8/13(日)。 ゲリラ豪雨に襲われ、開演前に何もかもが びしょ濡れ。 これもミセスが巻き起こした運命かな、と 考えたら、笑って許せる不思議。 開場。足取りが早くなる。 BGMが聴こえ、全容が見えてくる。 ああ、広い、大きい。 貴方たちは今から、こん

          深海へ還ろうよ

          方舟に乗り、揺られた日

          2023年8月4日、18時30分。 スタンプが押された電子チケット(スマホ)を 握りしめて会場に入り、案内に従って歩いて いく。 入口。大きく深呼吸をした。 Cブロック。決して近くはないけれど、 胸が高鳴る。 聞こえてくるのは夢の国を思わせるような アナウンスと、人の声、鳥の囀り、食器が 触れ合う音。 Twitterを開いてみる。落ち着かない。 行ってきますと宣言して、早めにスマホに 別れを告げる。 モヤがかかり、まるで霧に覆われたような メインステージの全容は見えな

          方舟に乗り、揺られた日