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ニキビ「コンプレックス」から解放してくれた『女の運命は髪で変わる』

私は、中学生から社会人に至るまでニキビに悩み、苦しんだ。悲しいことに、こっそり覗いた皮膚科のカルテに「巨大ニキビ」と書かれてしまうほど。だが、一冊の本との出会いにより救われた。

 その本とは、日本初のヘアライター佐藤友美さんが書かれた『女の運命は髪で変わる』。私は「はじめに」で心を鷲掴みにされた。「女の顔を100点満点で評価するとしたら、その内訳は、顔(メイク)が50点、髪が50点です」という一文に。私は髪への配点の高さに衝撃を受けた。同時に髪に希望を感じ、高揚した状態で一気に読んだ。 

 全力で髪に取り組むと「髪キレイ」と言われる事が増え、少しずつ自信が付いていった。強すぎたニキビへの執着が緩み始めた。

 私は長年ニキビに囚われていたことを思い知った。コンプレックスに思い詰めるよりも「髪」で変われる素晴らしさを、この本は教えてくれた。

 髪に大きな関心を寄せれば、他の女性よりも総合得点を飛躍的に伸ばすことが可能だろう。なぜなら、髪の重要性を認識している女性は少ないと感じるから。だからこそ、この本はベストセラーになったのだと思う。

 書店の平積みでこの本を見つけた7年前の刊行時、私は自分が嫌いだった。だが、髪によって私の人生は好転した。好きなことを好きと言え、したいことを我慢せずにできるようになった。今、私は自分が好きだ。そして、もっともっと、もっと、自分を好きになりたい。きっかけは全てこの本から始まった。


この文章は、さとゆみビジネスライティングゼミで自分の「推し」について書いた課題文です。提出時は最後の数行に納得がいっていなかったのですが、大好きな本だからこそ絶対に修正してからnoteに載せたいと思っていました。
ついに完結してはぴはぴです。


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