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【読書】お家賃ですけど

何だか読書熱が再燃しております。
本日2冊目は、能町みね子さんの「お家賃ですが」。
内容を反映した装丁、レトロ好きにはたまらん。
畳の良い匂いがしそうな装丁。
畳の部屋、良いよなー・・・。

そんな事より能町さんと言えば、「おかまだけどOLやってます。」の方。
上記も完読し、大変面白く読ませて頂きました。
時系列的は「お家賃」の方が先でしょうか。
男性の状態からスタートして、中盤で女性に化けたので。

正直、ジェンダーについて私ごときが話をして良いのか分かりませんが、
男性が女性(女性が男性に)になりたい気持ち、私も良く分かります。
私の場合は、中学生の頃。
 今となっては、LGBTQについての視野が広がりカミングアウトする人も増え、タイプ別に分ける事が出来ますが、私はジェンダーレスとやらの様です。
男性でも女性でもない感性、自分を男か女か分別するなら、「女」だけど、それは完全に建前。
女で生まれて来たので、履歴書なんかは「女」で通して来ているが、本音は男・女の真ん中の「・」に〇をしたいくらい、みたいな。
ジェンダーレスの場合、人によって男寄り・女寄りがある様ですが、私は男寄り。
男っぽい服装を好み、少年漫画大好きみたいな。
  
ジェンダー繋がりで、好きな映画の話をさせて下さい。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。
こちらはシカゴで舞台化もされている大変有名な作品です。
ざっくり言うと、1989年前後のドイツ・アメリカを舞台にした男性にも女性にもなれなかった方の話です。

主人公「ヘドウィグ」は男の子として生を受けました。
幼少期は、マイケル・ジャクソンが好きでアメリカに憧れを抱いていた。
しかし、戦争をきっかけに自宅が倒壊。
米軍の男に見初められて+元々アメリカへ行きたいと考えていた事もあり、性転換手術を行う(女性は出国する事が出来た為+米軍の男はヘドウィグが女であれば良いと考えていた)。
しかし、手術は失敗。
タイトルの「アングリーインチ」=男性器が数インチ残っている、その事がずっと怒りとして存在すると言う伏線になる訳です。
男性にも女性にも成り切れない生き方。
自身のジェンダーレスと重なり・・・号泣しました。

大きく話がそれましたがこの機会にジェンダーについて、今一度考えて見て頂ければ幸いです。
本の感想と言うより映画の感想になりましたが、考えなしで打っているので、滅茶苦茶な印象になりがちです。
何卒。

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