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保育士の未来を探求するワークショップを開催

どんな仕事でも、自己成長や将来の展望は重要なテーマですが、
私が関わる、現場から離れた潜在保育士と言われる方の中には、資格を活かして仕事をするか、全く違う仕事をするか模索されている方が多くいらっしゃいます。
日々何かと忙しい時間を過ごしている中、少し自分だけを見つめる機会を作っていただこうと、潜在保育士さん対象のワークショップを開催しました。
このワークショップでは、参加者が自分自身の未来を探求し、自分の価値観や希望を明確にすることを目指しました。また、ワークシートに書き込むだけでなく、参加者同士の対話を通じてお互いを理解し、新たな視点やアイデアを得ていただこうという願いもあります。
今回は、このワークショップの内容と参加者の反応についてご紹介します。

ワークショップの内容

ワークショップでは、まず参加者にオリジナルワークシートに書き込んでいただきます。ワークシートには、自己探求の質問や空白のスペースがあり、参加者はそれぞれのスペースに自分の思考や感情を書き込みながら、自分の価値観や人生の目標について考えます。また、グループディスカッションを通じて、他の参加者との意見交換やアイデア共有も行いました。これにより、参加者は自分自身を深く探求し、他者の視点からも新たな気づきを得ることができました。

参加の方の反応

 ワークショップには、とても積極的で意欲的に取り組んでくださり、ワークシートに書き込みながら自分の思考を整理することで、自分自身について新たな発見をし、自分の大切な価値観や夢を再確認することができました。
「自分がこんなことを考えていたのかと驚いた」
「何となく気づいていたけれど、やっぱりこれがやりたかったんだなと思った」
「自分が好きなことや、大切にしたいことが確認できた」
と、それぞれ自分自身の将来に対する視野が広がったことを感じていただいたようです。

まとめ

今回の保育士対象のワークショップでは、参加者が自分自分の未来を探求し、自分の価値観や希望を明確にすることを目指しました。ワークシートへの書き込みや参加者同士の対話を通じて、参加の方たちは自己の思考を整理し、新たな視点やアイデアを見つけられたのではないかと思います。
始まってすぐは、ペンを持つ手が止まりがちで、考える時間が必要でしたが、どんどん書き込むスピードが速くなっただけでなく、表情が明るくなっていかれたことが印象的でした。

日頃何かと忙しい中で、自分自身に向き合う時間を持つことは、なかなか難しいものです。しかし、このワークショップを通じて、参加者たちは自分が大切している価値観や夢を再確認し、これからの方向性を見出すことができました。
参加者同士で話をすることも大きな意味がありました。
人との対話を通して、自分との「同じ」や「違い」を感じることで、あたらめて自分の気持ちや考えや感覚を確認することができます。他者の視点から自分の思考や希望を見つめ直すことで、さらに新たな発見や視野の広がりが生まれたように感じました。自分が大切にしていることや、こうなっていきたいという希望を浮き彫りにすることで、日々の活動においてより意義ある働き方を追求することができると思います。

最後になりますが、冒頭でお伝えしたように、このワークショップは平日のお昼に開催したこともあり、現在保育の現場から離れている潜在保育士さんを対象にして企画したものでしたが、参加の方は何と皆さん現場で現在も働いている保育士さんばかりでした。
育休中の方や、貴重なお休みの日をあててきてくださった方ばかりと伺い、込み上げてくるものがありました。
そして、これから少し先の未来をイメージしていただくと、皆さんやっぱり子どもや子育て中の方に関わり、応援しているイメージをお話ししてくださったのです。
それにも感動・・・。
大変さを感じつつ、やっぱり人に関わることが好きなのでしょうね。
どんどん希薄になっている人との関わりをつないでいく役割が、保育士の専門性を発揮できるひとつなのだと思います。

やることが多くて、なかなか自分を振り返る時間を持つことは難しいと思いますが、保育士の皆さんにとって、自己成長や将来の展望を考えることは重要な要素です。目の前の現実に取り組むだけで精一杯な毎日だと思いますが、一度自分の価値観や希望を明確にして、思考を整理しませんか?
新たな視点を得ることで、自分にゆとりができ目の前の現実の見方も変わってくると思います。未来への探求を続け、自分の可能性を広げていきましょう。


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