見出し画像

新ホームページ・プロローグ~全編版~


【2022年3月20日 ひとりぼっちのウエディングフォト】

3月20日計画していた私たちの
入籍とウエディングフォト

二人で叶えることは、
永遠に不可能となりました・・

私達は時間が十分にあると信じていました。

しかし振り返ると、
私たちが初めて出会った瞬間から

彼の死へのカウントダウンは

始まっていたように感じてなりませんでした

【初めてのデート 車の助手席に置かれていた一輪の薔薇】

2022年1月24日

二人で婚姻届けに署名をし
市役所へ出かけましたが

書類の不備と修正箇所もあり、受理はされず

その場を後にしました。

日々の忙しさに追われながら

「また市役所へ行く」と
当たり前のように予定を組んでいました。

しかし2月12日それは永遠に

叶わぬものとなりました。

彼はその瞬間、私の名前を大声で叫びながら

いきなり倒れ・・

気が動転しながらも

私は彼の息を呼び戻そうと、死に物狂いで

心臓マッサージを何度も、何度も繰り返しました。

しかし無情にも、天を仰ぎ泣き叫ぶ

私の声だけが響き渡り

彼の命は空しくも
私の手の中で尽きてしまいました。

いったいその光景を誰が想像できようか・・・

つい数秒前笑顔で会話をし、触れ合って

幸せな瞬間を感じていたのに

その数秒後には
地獄のような時を味わうなんて・・

誰が想像できようか・・

【思い出の薔薇一輪を添えて】

人が死ぬ瞬間は、あまりにも突然で

あまりにもあっけなく、幕を閉じるものなんだと

私の心に深く深く、悲しみと共に刻まれました。

今心から

彼の声が聴きたい・・彼の想いが知りたい・・

彼がどんな想いで

いま天国から私を見ているのか・・

彼が亡くなってから私がどんなに苦しみ

様々な理不尽な状況に置かれているのか

彼は、それについて何を感じるのか

私は、この思いを
誰にぶちまければいいのだろうか・・

こんな中途半端な状況の中に

私を置いてきぼりにした彼を

憎む気持ちもたくさんあるんです・・正直

でも、彼と笑い、幸せに過ごした日々が恋しく

その瞬間、私の記憶の中で彼が存在し

彼への愛が止まないのも事実なのです。

【亡くなった後に届いた結婚指輪】

二人の入籍は、叶うことができなかったけれど

「最後死ぬ瞬間に、君が僕のそばにいてほしい」と

生前願った彼の思いだけは

叶えられてよかったのかなぁ。

【2022年2月12日 52歳永眠】

互いにドラマチックな人生を歩み・・

二人の夢見た未来に、幕は下ろされましたが

この美しい愛の日々は

きっとこれで終わりではなく

これからもずっと在り続けるのだと思います。

ここへ来られる方々の、人生の歩みにおいて

「最愛の人への愛」が紡がれていきますように

心からの愛をこめて

Your Love


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?