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もしもタバコに『フロー状態』を加えたら?

この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。


【まえがき】
この記事の内容

『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?

※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。


【タバコのご紹介】

火をつけて吸い込むタバコ。

今回はこの自己啓発を加えてみましょう。


【加える自己啓発はこちら】

【能動的娯楽でフロー状態に入り、高い集中力を身につけよう】

①心理学者「ミハイ・チクセントミハイ」が提唱したフロー状態とは?

フロー理論はどのような状況のときに人が 「フロー状態」,いわゆる熱中状態に入れるのかということを説明した理論です。

フロー状態とは、ある物事に熱中することを指し、時間を忘れるほど集中し没頭する状態のことをいいます。

引用: 新時代のスポーツ教育学―Neo Sport Pedagogy and Andragogy―/出版社: 小学館集英社プロダクション/著者: 小野雄大 梶将徳

②能動的娯楽はフロー状態に入りやすくする

ドイツの大規模な調査で、本をよく読めば読むほどより多くのフローを体験する一方、テレビを見ることについては逆の傾向が観察されました。

最も多くのフロー体験は、多くの本を読みほとんどテレビを見ない人らによって報告され、最も少ないフローを報告したは滅多に本を読まず、よくテレビを見る人でした。

フローというのは、我を忘れるような高い集中力が維持された時間です。

つまり、フロー体験する人は、集中力の高い時間を持っている人であり、フロー体験しない人は、常に集中力が低い状態と言えます。

この研究結果を言い換えるなら、本をより多く読むほど集中力が鍛えられ、テレビをたくさん見るほど集中力が低くなるということです。

集中しないと本は読めません。読書を習慣にする人は、「対象に意識を集中する」トレーニングをしているわけです。

娯楽は、大きく二通りに分類できます。

1つは、テレビ、テレビゲームのようなほとんど集中力を使わないしスキルも必要としない「受動的娯楽」。

もう1つが、読書、スポーツ、ボードゲーム(チェスや将棋)、楽器の演奏などの集中力や、目標設定とスキルの向上を要する「能動的娯楽」です。

フロー概念の提唱者で「集中力」に関する第一人者でもあるチクセントミハイ教授は言います。

「能力を発揮するフロー体験は人を成長させる。受動的な娯楽は何も生まない」。

能動的娯楽は、集中力を高めるトレーニングとなり、人を成長させる効果がある一方で、受動的娯楽は「何も生まない」のです。

引用: 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術/出版社: 大和書房/著者: 樺沢 紫苑

③能動的娯楽を続ける方法は『20秒ルール』を使う

ガレージから自転車を引き出すとか、美術館まで出かけていくとか、ギターを調弦するとかしなければならない。チクセントミハイはこれを「活性化エネルギー」と呼ぶ。

活性化エネルギーというのは物理学用語で、反応を起こすために最初に必要なエネルギーのことだ。

惰性を打ち破ってポジティブな習慣を開始するためには、身体も精神もこういうエネルギーを必要とする。

このエネルギーを使わない限り、一番抵抗の少ない道を何度でも選んでしまうのが、人間の本質である。

〜中略〜

ギターはクロゼットの中にしまってあった。

いつも座る場所からは目に入らないし、手も届かない。

もちろん狭いアパートなので、別に遠いところにあるわけではない。

しかし、クロゼットまで歩いて行ってギターを取り出すのにかかる「二○秒間の特別な努力」が、大きな抑止力になっていた。

私はこのバリアを意志の力で乗り越えようとした。しかしたった四日後、意志の力は使い果たされてしまった。

習慣を根づかせるのに必要な期間、意志の力が持たないのであれば、その行動を起こすための「活性化エネルギー」の量を減らすことはできないだろうか、と私は考えた。

これはもう一度実験をしてみなければならない。

私はクロゼットから再びギターを取り出し、二ドル投資してギタースタンドを買ってきた。そしてギターを今度はリビングの真ん中に置いた。

以前はギターを手にするのに二〇秒かかったが、いまは瞬間的に手に取ることができる。

これ以外には、前のときと何一つ変えていない。

それでも三週間後、私は二一個のチェックがついた計画表を誇らしげに手にしていた。

ここで私がやったことは単に、「望ましい」行動を、「最も抵抗の少ない道」にしたことだ。

ギターの練習を避けるよりも、ギターを取り上げて練習する方が、エネルギーも努力も少なかった のである。

私はこれを「二〇秒ルール」と呼ぶ。

変化のための障壁をわずか二〇秒下げただけで、 新しい生活習慣を作ることができた。

実際には、二〇秒よりももっと大きな違いが必要なこともあるし、もっと少なくてもすむこともある。

しかしこの戦略そのものは、あらゆる場面に応用が利く。

取り入れたいと思う習慣の「活性化エネルギー」を下げ、避けたいと思う習慣の「活性化エネルギー」を上げればいいのである。

望ましい行動の「活性化エネルギー」をできるだけ下げるか、なくしてしまえば、よい方向の変化をスタートさせることができる。

引用: 幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論/出版社: 徳間書店/著者: ショーン・エイカー/翻訳: 高橋由紀子

※タバコを吸うと、集中力が短くなる

たばこを吸った後は、脳が酸素欠乏状態になり、思考力や 集中力が落ちてしまうため、 勉強に影響を及ぼす場合もあります。 また、 筋肉も酸素不足になるため、 持久力が落ちて運動やスポーツにも悪影響を及ぼします。

引用元URL:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kenkou/kenkou-dukuri/kenkou-dukuri-judok/Kinnenfuku.pdf

【恐らくこうなる】

「くっそ!!」
怒りのまま赤いマールボロからタバコを取り出して口に咥えた。

イライラすると汚い言葉を吐き捨てタバコを吸うのが俺のルーティン。

「なんか…最近面白くないんだよなぁ…」
短くなるタバコから吐き出した煙と一緒に、その思いは目を細めても見えなくなった。

ある日、新入社員の女性と挨拶した。
「長谷川 真由美」と名乗った。
可愛かった。男なら誰もが惚れてしまう。

目鼻立ちがキリッとしていて、今すぐにでも飛びつきたいほど美しい顔立ち。髪は肩まで下ろしてあり、少し茶色で毛先がウェーブしてる。

ベージュのセットアップスーツを着こなす姿は、スタイルの良さを際立たせ長谷川さんの魅力をこれでもかと後押ししている。

そして、白い歯を見せる満面の笑顔で「宜しくお願い致します」と言われた時、惹き込まれた。俺の心を持っていかれた。

お昼休憩の時、長谷川さんと同期が俺の席から少し離れた窓側の席で、楽しそうに女子トークしながらお弁当を食べていた。

長谷川さんが、卵焼きを箸で持ちながらこう言った。

「私、タバコ吸う人嫌い」

聞きたくもなかったのに、耳に勝手に入ってきた。不思議と嫌な気分にはならなかった。
胸ポケットのマールボロの箱を握り潰した。

タバコを止めて運動を始めた。
テレビでパチンコ番組を見るのを止めて、柄にもなく読書もした。

運動すれば体が引き締まるし、「本が好き」と言っていたから、話題の小説を読めば、話がしやすくなると思ったからだ。

最初は難しかった。

俺は面倒くさがりだから、トレーナーを着たまま寝て、朝起きて10秒以内に外に出られるようにした。

読書もページ数が少ないものにして、布団の横に置いて寝る前に読んだ。

結構集中出来るようになった。

事務作業もミスが2倍減ったし、仕事効率が良くなったから残業も減った。何より、周りの音が聞こえなくなる感覚があった。

その3ヶ月後、長谷川さんに告白してフラれた。でもまぁ、タバコを止めて趣味と集中力を手に入れたから良しとした。


🅿️能動的娯楽を続けるとフロー状態に入りやすくなります。

能動的娯楽を続けると、高い集中状態で成果が出ます。

タバコを吸えば吸うほど、タバコも集中力も短くなっていく。能動的娯楽は、やればやるほど集中力は長くなっていく。

もしもタバコに『フロー状態』を加えたら恐らくこうなる。

参考文献
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以上になります。
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