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2017年2月の記事一覧

冤罪と失踪

冤罪と失踪

長らく気になっていながら読んでいなかった児童書『ぬすまれた宝物』(ウィリアム・スタイグ著 金子メロン訳)。(本当にごめんなさい!読んでないなんて児童書担当者としてあり得ないよね…)

いやー、これは大人が読む物語ではないか?

冤罪で失意のガチョウ、ガーウェイン。袴田さんを思い出す。
そして、逃亡の隠遁生活。小野田さんや横井さんを思い出す。

と思って、ついつい「小野田さん」で検索したところ、思い

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終わりでしょうね…

終わりでしょうね…

ここのところ体調が今ひとつで、精神的にも不安定。なんとなく毎日眠る前に死のことを考えてしまう。

死とは、生まれる前の状態、すなわち無に帰すこと、と思っているのだが、生まれる前には無かった「あの人がこの世に存在した」という記憶が、周囲の人々の中に残るので、全き無ではなく、私の場合、子どももいるので、とりあえず血筋のようなものも残るわけだし、生物としてなんというかまあやることはやったのかしらねー、と

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なんだかいろいろありすぎて、noteごぶさた。気持ちの変動が激しいのは相変わらずで、今も帰り道で突然泣きそうになり、スーパーに寄れず缶コーヒー買って公園にいる。本も読み散らかして何冊も途中までしか読めておらず。ただ昨日はこの本にがっちり心を鷲掴まれた。座右の書になる。