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Vol.14 【親としての悩み日記】noteを覗きに来ている皆さんはどう思いますか?

皆さん、1週間お疲れ様でした。突然ですが、皆さんは「子どもの言葉」に悩まれたことはありますか?もしくは、「自分の言葉」に悩まれたことはありますか?HANABIの場合、正直に言って悩みという悩みは「なかった」です。じゃあ、ここでいう「言葉の悩み」って何か…となるわけですが、結論から言うと『吃音』のことを指します。学校教育のお話から離れて、今回は吃音を抱える親としての悩みを綴っていきたいと思います。本気の悩みになってしまいますので、少々重たい話になるかもしれませんが、最後までお付き合いしていただけると、ものすごく励みになります😭

何も違和感を感じることがなかった乳児期

実は以前(Vol.2)、長男の吃音のことを書いたことがあります。この時はちょっとした紹介程度だったのですが、親としてのボクの考えを振り返りながら、綴っていきます(少し緊張しますね、息子のことになると…)。

ボクと妻のところに第一子として来てくれた長男。切迫早産になりながらも、入院をして必死に大切な命を守ろうと、懸命に努力していた妻の姿が昨日のことのように思い出されます。そんな特別な時間があったからこそ、長男が生まれてきた瞬間はものすごく神秘的・感動的でした。

表情が豊かで、特に笑顔が多かった乳児期の長男(今も「良い表情」をしていますが 😄)。この時点では、全く言葉の問題はありませんでした。

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生まれて数日後の長男です!!

笑顔で乗り切ろうとする姿が印象的だった幼児期

学年が1つ下の次男と一緒に、妻が勤める仕事場の託児所に3歳から入っていました。ここでも、大きな変化はなかったように思っていたのですが、よく考えてみると、なるべく話さずにその場を笑顔で乗り切ろうとする姿はたくさんありました。その時は、「恥ずかしがり屋さんなのかな?」と思っていたのですが、もしかして、この頃から長男にとっては『吃音』というちょっとした壁を感じていたのかもしれません。

家にいるときは、「少し早口かな」と思った程度だったんですね。周りのお子さんと一緒に過ごす様子を見て、初めて気づくことが多かったです。それでも、この時点では『吃音』という認識は全くなかったです。しかし…。

親として、どうしてこの時期に気づいてあげれなかったんだろう?もしこの時点で気づいていたとしたら、親として、どんなサポートができたんだろう?

こんな悩みがずっと頭に残っているのが正直なところです。

4歳になってからは、いよいよ幼稚園に入園します。呼名されたときの返事も無難にこなせましたが、他のお子さんよりも声がやや小さめ。「まぁ~こんなもんかな…」と軽い気持ちで入園式を見ていたのですが、ここから少しずつ、親として『吃音』の足音が聞こえてくる感じになります。

その足音が完全に聞こえたのが、5歳の時期。その時の担任の先生からの電話連絡でした。主に「言葉が出にくそう」という内容だったように思います。最初は「どういうこと?」と妻と少し混乱しましたが、後日子育て支援センターに行ってお話を聞いてみると、先生から『吃音』の可能性を指摘されました。

長男は認知していない感じでしたが、一番ショックを受けていたのは妻でした。「自分の子育てに何か問題があったんじゃないか?」と自問自答しているような感じで、ボク自身も同じような気持ちになっていました。

しかし、ボクたちだけでなく長男自身が「『吃音』とどう向き合っていくのか」というテーマを抱えて生きていくわけです。ここで下を向くわけにはいきませんでした。この子育て支援センターには、小学校入学前まで通わせていただき、特に妻の精神的な不安が取り除かれていたような感じでした(もちろん長男も楽しみながら頑張っていました!)。

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右が長男。次男の面倒をよくみてくれてました!

『吃音』と向き合い始めた長男

長男が小学校に入学し、毎日近所のお友達とも遊ぶようになり、何となく幼少期の姿から少年の姿へと変化し始めました。特に、自転車を乗り出すようになってからは、自分の生き方・考え方に自信を持っているような雰囲気さえありました。「『吃音』なんて全然恐くない」というような感じで、です。そんな姿に、ボクたち親はもちろんのこと、担任の先生も安心して見守っていました。そのため、いわゆる「言葉の教室」という『吃音』と向き合いトレーニングする教室に通うことはなかったのです。

でも…、小学校2年生に進級してから、その流れが変わり始めます。何気ない友達からの冷やかしが増えてきたのです。そんな辛い出来事があっても、長男曰く「心配させたくなかった」という理由でボクたちには何の相談もしてこず…。その代わりに、2週間に1回くらいのペースで担任の先生から「今日はこんなことがありました」という電話連絡が入って妻と悩む…。そこで思い切って、6月に家族会議。

「ねぇ、言葉の教室行ってみない?」

「えっ、いいの?行ってみたい!」

初めて長男の本音が聞けたような気がしました。ただし、「言葉の教室」は『吃音』を治す場ではないということを念頭に置かなければいけなかったので、そこだけは互いに考え方をシェアしました。

あれから半年以上が経過し、長男も少しずつ『吃音』を「自分の個性」、「ダメな特徴ではない」ということを認識し始めています。ただ、このような社会情勢なので、1か月間「言葉の教室」は閉室しており、その期間に長男の心理的な変化が出てきています。

「早く言葉の教室に行きたい」

長男にとって、言葉の教室は心のオアシスになっているんですね。やっぱり、言葉の教室に通えていないと『吃音』は少しひどくなってきています。そんな中で、先週から学校や所属している野球チームの仲間から、『吃音』を真似されたり冷やかされたりする出来事が立て続けに起きてしまいました。

普段温厚な長男も、今回ばかりは我慢の限界が…。何も言い返せなくなって手が出てしまったり、そのまま黙ってしまったり…。

長男本人の苦しさもよく分かる。笑顔が少しずつなくなってきているし、やってはいけないことをやってしまったという後悔・反省の姿もあるから…。また、長男の思いとは比較できませんが、ボクと妻も「親としてどうすれば良いのか?」と悩んでしまっています。結構、今の状態が互いにしんどい…。打開策が見つからない…😨

ボク自身、この悩みはあまり人に言うことができていません。だからこそ、今回は初めてnoteにその思いを書いてみた…という感じです。このような機会が得られたのは、本当にnoteのおかげです。ありがとうございます😭

HANABIとして長男にできること

学校や野球チームには、毎日休まずに頑張って行っている長男。しかし昨日、長男と相談し、初めて野球チームの試合&練習をお休みし、今日は一日「気分転換」することにしました。意外な結論でしたが、それほど追い詰められている長男がいるのも事実。「たまにはいいよね!」と言葉を返せたことが、親として少しサポートできたかなと安心できた瞬間でした。

あなたが、明日から楽しく学校に行ける気持ちになれたら、それで十分。余裕が出てきたら、あなたのことをいつも見守ってくれている友達にも感謝の気持ちが持てると思う。暴力では何も解決できないから。この壁を、父さんたちと一緒に乗りこえていこうな。

本日は、長男が大好きな鈴鹿サーキットに行ってきます(皆さんは鈴鹿サーキットを知っていますか?)!!なんと、運の良いことに、60周年ファン感謝デーの日だったんですね。元レーサーのHANABIとしては、運命的な感じ!長男よ、今日は最高に楽しんでいこうぜ!!今から何に乗りたい?😊

朝から大行列です(笑)

*最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
*追加です。ありがとう、鈴鹿サーキット😌

たくさんのレースカーを観ました😁長男よりもHANABIのテンションが…(笑)大迫力!!
一日リフレッシュできたようです🤗

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中学校社会科教師のHANABIです!学校教育の現状、中学校社会科の面白さ、自分の生徒・卒業生や全国にいる中学生へのメッセージ、時にはHANABIのプライベートまで、いろんな角度から掘り下げて綴っていきます!!SNS初心者ですが、よろしくお願いします(*^▽^*)