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朗読表現

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自作の詩を読み聞かせるだけではなく、他の方が書かれた詩を朗読させていただくことは、私自身、表現の幅が広がるような気がしてとても勉強になります。 自分には描けない素敵な世界観の詩を… もっと読む
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記事一覧

実冬の味読 初PV

昨年2023年8月19日に行いました自身の朗読イベント「実冬の味読」で自作の詩の他に、夏目漱石の夢十夜を朗読した時の様子を撮影、動画にしています。
私のファンであり、昨年はスタッフとして尽力してくれたユリナちゃんが当日の雰囲気を大切にしながら作ってくれました。
1分半くらいの短い動画ですので、気負いなくご覧頂けると嬉しく思います。

kesun4「私だけのもの」を朗読

kesun4「私だけのもの」を朗読

noteでお互いフォローしてますkesun4さんの詩を朗読させていただきました。
今回朗読させていただいたkesun4さんの詩は、実際にあった事件からイメージが膨らんだとのことです。

個人的には、実冬は去る者追わずな考えでいますから、ここまで思い詰めた犯行に至る気持ちが正直よくわかりません。
よくわからないからこそ、私以外の方が書かれた詩を朗読させていただくことで、登場人物の世界観を覗いてみたく

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〔朗読表現〕セキグチヒサシ「僕は君の人生を知らない」

〔朗読表現〕セキグチヒサシ「僕は君の人生を知らない」

 朗読させていただきましたのは、noteでお互いをフォローし合っていますセキグチヒサシさんの詩「僕は君の人生を知らない」です。
以前もセキグチさんの詩を朗読させていただきましたが、彼の描く詩は映画のワンシーンを切り取ったような情緒に溢れています。
「君の五感は僕を知らないから……」のラストへと続く文章を読み終えると、なんとも言えない余韻から虚無感という波紋が心の水面に広がっていくような気持ちになり

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壱貫亨治「死んだっていい」を朗読

壱貫亨治「死んだっていい」を朗読

noteで仲良くして頂いてます壱貫亨治さんの詩を朗読してみました。

彼の詩は、韻を踏んでいたり、童謡のようなリズム感であったり、言葉の元々持つ音のチカラを感じさせるものですから、自然体で表現できるように努めました。
こちらの二人称で描かれている詩は、ほんわかとした優しさやいじらしさ、そして切なさを覚えました。

私の朗読表現を通して、壱貫さんの描く二人の人物像や世界観がフワッと浮かび上がり、聴い

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[朗読表現] ひたすら聴きたい?

[朗読表現] ひたすら聴きたい?

私の音声配信を既にお聞きになった方は、

ご存知かと思いますが……

アナウンサーや朗読家の方がされるような

正統派の朗読でもなく

俳優の方がされるような

情感たっぷりに読み聞かせるものでもない

実冬流らしいのです。

「らしい」というのは、ほぼ無意識にやっているからでして。

私の朗読イベント「実冬の味読」や朗読ゲストでの朗読会へお越しくださる方々からは、

「そのどちらでもない実冬さん

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藤久燈果「水に映る感情」より朗読

藤久燈果「水に映る感情」より朗読

2021年5月に開催予定にしていました「実冬の夜会」で、私が好きな詩人の方の詩を朗読する企画をしていましたが、コロナ情勢を鑑みて中止せざるを得ませんでした。

朗読をご快諾くださいました燈果様も、とても楽しみにされていましただけに、何とかカタチにして朗読をお届けすることはできないものだろうか……と考え、実冬の味読チームで動画を試みました。

チームの中に音響のプロがおりませんので、多少お聞き苦しい

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kesun4「蚊」を朗読

実冬- Mifuyu (ことばの表現者)

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前回も朗読させて頂きましたkesun4さんの詩「蚊」を読み聞かせ……といいますか、決死の覚悟で血を吸いにかかってくる蚊の気持ちになって演じてみました。

kesun4さんのユーモラスな蚊の視点と、静寂な夜を邪魔する人間の苛立ち、そして捕らえた後に再び訪れる静けさが表現されていて、前後の静寂さと、関西弁で必死に訴えかける蚊の台詞とのメリハリが効いた詩だと思いました。


kesun4さんから、関西弁

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kesun4「海月」を朗読

実冬- Mifuyu (ことばの表現者)

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実冬のコト:
自作の詩を読み聞かせるイベント「実冬の味読」を企画したり、アートエッセイ執筆のご依頼を頂き、その文章をトークショーで朗読、司会進行もやらせていただいてます。
今年に入り、他の方が書かれた文章の朗読依頼があり、書くこと、朗読することの「ことばの表現」といった活動をしています。

kesun4さんが書かれた「海月」は、ユラユラふわふわとした海月の浮遊感が、以前水族館を訪れた時の自分自身と

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セキグチヒサシさんの紡がれた「息をする事」を朗読させていただきました。

セキグチさんの詩は、読む人の心に寄り添ってくれるような押し付けがましさのない余白があり、読後に映画のワンシーンのような映像がフンワリと舞い降りてくるような余韻ある描き方に共感を覚えます。

私は自作の詩を読み聞かせるイベントを開催していますが、今年に入って私以外の方が書かれた詩や文章を朗読する依頼もあり、昨年、自身が書いた「

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