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オリジナルの詩です。過激な内容だったり失恋した時だったり。ま、人生色々と思う事があるわけですよw曲を付けてくれる方募集中です。コメント欄にて仰って下さい。
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記事一覧

「Love letter」

通り雨が過ぎ去るのを 
下駄箱で待っていた君に
傘と一緒に渡した手紙
僕は雨の中を走って帰った

普段 話をする勇気が無くて
直接伝える 勇気も無くて
心を込めて一生懸命に書いた
君は読んでくれただろうか

教室の席で 静かに読書する
君の事 いつも目で追っていた
一瞬視線が合うと慌てて逸らす
そんな僕は意気地なしだ

心の隅っこにでもいい
僕を置いてほしい
届くと良いな この気持ち
君の心に沁み

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「Eternal future」

宇宙(そら)を駆け巡って
空を飛び越えてゆく
果てのない宇宙(そら)に
果てのない空

未完成な人間(ひと)に
導かれてゆく光を
深まってゆく光を
ずっと追いかけてゆく

現実(いま)も明日が見えなくなっても
未来(あした)があるように
傷ついた翼を抱いていても
恐れることはないから

もしも願いが叶うならば
願いが叶うと信じていたいから
明日が見えなくなっても
恐れることはないから

あの日見た

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初恋

初恋

遙か遙か遠い昔
記憶に残るは
秋桜を見つめる
君の姿

下校時に
正反対の君の家まで
一緒に帰ったね
夕焼けを道標に

秋桜を見つめながら
優しく微笑んだ
君の笑顔は
遠く記憶の彼方へ

ココロノクサリ

濁流に飲み込まれ 流れ落ちる
冷酷なまでの眼差しで俺を見る
溺死寸前の俺のココロは
もう逃げる道さえ残ってはいない

重なり絡む負の連鎖は
回りまわって俺へと行き着く

忘れたくとも忘れられない
泣きながらに訴えたい思いを
忌み嫌われながらも生き続ける俺への罪なのか

身体中から放つ悪臭を
楽になるために使えるのならば
俺は迷わず使うのだろう

歴史を語れるほど生きてはいないが
俺の人生は散々な道

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いつもと変わらない景色
梅雨の灰色の空
細かい雨が 景色も歪める

ふと見上げた東の空に
大きな虹が掛かっていて
ちょっと得をした気分になる

雨が降ると気持ちも落ち込むけど
雨の間に間に 見上げてみよう
雨後のお楽しみを 空は用意してくれている

木々の隙間を縫うように 蒼くささやぐ風
君の元へと 言葉を届けよう
ありったけの光を集めて 輝き誇る星
君への言葉が 曇らないように

宇宙(そら)へと向かう 僕の言葉は
いつかきっと 君の元へと
我儘を奏でる 僕の言葉は
真実だけを 君へと伝う

言葉はやがて 命を抱えた音(おん)となり
君の心の奥底の 蟠り全てを優しく包む
命を聴くこと それがこの鼓動
鼓動は楽(がく)となり 耳元で囁く風へ

悩み

俺は一体 何者なのか
自分の事なのに 全然答えが出ない
いつも同じ事を考え いつも同じ答えになる
メリーゴーラウンドのように 同じ場所を回り続ける

俺は何を欲しているのか
自分の事なのに 全然答えが出ない
同じ事をいつも考え 同じ答えにいつもなる
回転する車輪の様に 同じ場所しか回り続けられない

何処かの誰かに聞いてみたって
納得出来る答えは返って来ない
だって俺じゃないから
俺にしか俺は解ら

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今日と明日の狭間

もう戻る事の出来ない
もどかしくも歯痒い思い
狡賢く 世界を見渡せば
突き進む道もあったのだろうか

唐突に湧き出る思いに
ささやかなる希望を抱き
咲き乱れる花々と共に
得体の知れない深淵の
坩堝へと誘われる

悲しみの向こうに何が有るのか
楽をすることを覚えた心の先に
堕落した人生を送る自分を見付け
いたたまれずにその場を逃げ出す

時間が過ぎても心は癒されず
横道に逸れてしまった この人生を

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夕日

夕日には不思議なチカラがある
夕日を見ると何故か懐かしさを感じる
実家に住んでいるのに懐かしい気持ちになる

懐かしさの中には
寂しさや悲しさ切なさ楽しさ
全てが詰まっている

この地球に生物が生まれ
数え切れないくらいの進化を繰り返し
その都度見てきた夕日を
DNAが覚えているのか

夕日には不思議なチカラがある
全ての感情を包み込んだような
そんな不思議な涙を流させる

人が生きていくために
知らないうちに誰かを傷付け
そして 自分も傷付いてゆく
何も起こらない人生は きっと無意味だ

俺はお前を傷付け お前は俺を傷付ける
その重荷を背負って 日々を過ごさなくてはならない
自覚なんて無いのだろう
それでも必ず誰かを傷付け自分も傷付くのだ

蛍川

掬いあげた掌から 水滴がひとつふたつと落ちる
水面に波紋となって広がり 光の呼び水となる
煌々と輝く星々が乱舞し 蛍の宴は今宵も続く

https://twitter.com/inagakiyasuto/status/1268525220844810241

myself

絡まり合い もつれあった
線は いつの間にか鋭利な刃物へと変わり
解こうとする者を 傷つける
それが例え 自分自身であろうとも

心の隅に巣食う 得体の知れない「何か」は
いつしか不安と焦りへと変わり果て
自分自身を苦しめ始める

何故自分に傷つけられなくてはならないのか
何故自分に苦しめられなくてはならないのか
何故自分だけがこんなに辛い思いをするのか
何故自分はこの世の中に生れ落ちてきたのか

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冷たい海

過去に置いてきたはずの 冷たい海が
また僕の周りに 満ちてくる

君の詩は僕の頬を撫でながら
僕の心に命を与える

君と交わす詩は 暖かな風となり
そして 闇を照らす月となる

雨の日は嫌いだった
雨の日は憂鬱だった
雨は僕の心を曇らせるから
雨は周りの景色を霞ませるから

君に初めて会った日は
雨の降る日だったね
君に初めて会うのに
雨だけは降らないでほしかった

容赦なく降り落ちる雨の雫
僕たち二人を雨が覆う
それでも君は
晴天のような笑顔で僕を迎えてくれた

雨が降っているから
君と近づけた
初めて会ったのに
昔からの付き合いのように

雨の日も悪くはない
雨の日は

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