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聞くことで生まれるコミュニケーション

「メンションって何?」と友達に聞かれた。5人でやっているLINEグループで、別の友達が誤ってメンションだけ発したことがきっかけだった。

ざわつくLINEグループ。そこに入っている5人のうち、3人が「メンション」という単語そのものさえも知らなかった。

仕事でも、日常でも当たり前のように使っているこの単語は、ほんの少しコミュニティがずれるだけで新出単語になってしまうのか。「私の常識はみんなの常識」が大きな誤りであることを改めて感じた出来事だった。

そして同時に、「私にとってなじみのない言葉は、相手が常識か否かに関わらず、聞いてもいいことなんだ」とも思った。

「こんなこと聞いたら呆れられるかな」「こんなことも知らないの?なんて驚かれてしまうかな」と思うと、周りで当たり前のように使われている言葉は、その意味を素直に聞けないことが多い。それは久しぶりの人に会った時もそうだ。とりわけSNSでつながっている人にはなかなか聞きたいことが聞けない。

「今何してるの?」「どこに住んでるの?」はSNSを見ればわかるし、お互い繋がっていることを知っている。「私のSNSを見ていたらわかるでしょ」と思われてしまったら申し訳ないなぁと、なんだか萎縮して聞くのをためらってしまっていた。

けれど、「知らないのに聞かない」よりは、気になることを聞いたほうが、その人と共有するトピックが増える。それは、今よりもちょっと仲良くなれる要素を秘めているのかもしれない。

「メンションって何?」と聞いた友達に意味を伝えると、面白がってみんなにメンションを飛ばし始めた。「みんなどんなふうに見えてる⁉」と楽しそうだ。

単なる雑談だけれど、むやみにメンション飛ばしあって、笑って、楽しんで。

聞くことで生まれるコミュニケーションを、大事にしたいなあと思った瞬間でした。

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テーマ #人の話を聞くこと (ちょっとずれちゃいました)

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