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やってる感にだまされていませんか?〜アクティブ・ノーアクションの罠

「アクティブ・ノーアクション」という言葉を聞いたことがありますか?
「アクティブ・ノーアクション」とは「不毛な多忙」という意味で、行動しているように見えて、なんの行動もしていないという意味で、経営学者のスマントラ・ゴジャール氏の提唱した言葉だそうです。

「毎日を多忙に過ごしているにもかかわらず、本当に必要で意義があり、真の充足感をもたらしてくれる何かについては、まったく達成できていない状態」

〜『リーダーシップの旅 見えないものを見る』野田智義・金井壽宏 著 光文社新書」より〜

ドキッとしませんか?

この言葉、「半径5mから変化を起こすマイクロチェンジメーカーを増やしたい!」という想いで始めたオンラインプログラム「チェンジメーカー・チャレンジ」で、最も反響のあったキーワードの1つです。

私もアクティブ・ノーアクションにはまっていました。転職が多く、7社を経験しているのですが、その中で特に、50年以上の歴史あるいくつかの組織では、稟議のための膨大な書類作成や、なんのためかわからない会議などがあるあるで。(50年も組織が続くと組織論からも仕方がないことで、組織が悪いのではないのです。)

仕事の分野自体は興味のある分野でしたし、意味は?でしたが、書類作成や会議の準備に忙殺されていると(私の場合はさらに乳幼児の子育てもしながらだったので)確かに充実感はありました。
が、ある日突然、黒船がやってきまして、結局、退職することになりました。そして、本当に意味のある仕事を追求せざるを得ない、起業家となりました。

私の場合は幸い黒船が来ましたが、誰にも黒船が来るのかわかりません。もし来なかったら、一生アクティブ・ノーアクションの罠に気づかず、
「毎日を多忙に過ごしているにもかかわらず、本当に必要で意義があり、真の充足感をもたらしてくれる何かについては、まったく達成」せずに一生を終えてしまうのかもしれません。

そうならないためにも、出来る範囲で、日常から一歩踏み出す、ぷちアドベンチャーをオススメします!
(おしまい)

忙しくても、一歩踏み出すぷちアドベンチャーのためにつくりました↓



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