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スタバに行った事がある人に聞きたい。コーヒー1杯の価値について。

【スタバで頼むオーダーは?】

私の予測では、
「スタバに行った事が全くない人」は同年代ではごく少数だと思う。
(もし居たらこっそりでいいから理由を知りたい)

決してスタバを悪くいうつもりはないが、
コーヒーショップで働く身としては考えさせられる点がいくつかある。
これだけ大衆に認知され1日に相当な売上を上げているだろう企業が、
シングルユーズcup、つまり使い捨てのプラスチックや紙製品を使っているという環境問題(もちろん人件費とか色々あるのはわかるが私はそこの話をしたい訳ではない)。

先日TwitterでG20開催によって公衆トイレのサニタリーボックスが撤去された議論でツイートしたら、なぜか「ごみを持ち帰るようにすれば使い捨て社会の仕組みが変わる」などという訳のわからないトラップ的なリプライがきて呆れた。
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さて、スタバの話に戻ると、実は今私自身もスタバでこの記事を書いているのだが、頼んだのは「ゆずシトラスティー・ショートサイズ(税込¥453)」
季節の人気商品を一番スタンダードであろうトールサイズで頼んだら余裕で¥700は行くよね。女子たちやスイーツ男子たちは甘いケーキやクッキーなんかも一緒に食べたいだろうし、ちょっとおしゃれなサラリーマンはサンドイッチ片手に携帯をいじっている。私のステレオタイプかもしれないけれど、それって多分実際のところスタバのターゲットだと思う。

日本は何でもトレンディが好きな文化。特に嗜好品はファッション性があるから若い人には有無を言わさず人気が出るよね。

私が働いているのも、カフェ。だけど、「スペシャルティコーヒー」と分類される、ちょっと踏み込んだコーヒーの世界だ。日本のスペシャルティコーヒー界でもトップクラスをいく職場には、常時8種類ほどのハンドドリップ(フィルター)コーヒー用の豆があり、最高品種と評されるGesha Villageのゲイシャ種は、1杯の値段で¥1,500もする。

さすがにそれとスタバのソイラテの価値を比べるつもりはないのだが、"普通のコーヒー(この言い方本当は嫌だけど)"は大体¥600前後で販売しているし、スタバとなんら変わりない値段設定なんだと。だけど人はそれを高いという。

残念なことに、便利さばかりに甘やかされている日本人には¥100でどこでもすぐに同じクオリティが手に入るコンビニコーヒーや、スタバと筆頭とするチェーン店が台頭したお陰で、「本当に価値のあるもの」を見極められる思考に意識が足りなくなっていると、海外5年間の生活を終えて感じている。

じゃあ業界の人間に何が出来るのか?っていうところをこれから日々の生活の中でアンテナばりばりに張っていって考えたいと思う。すぐに答え出せるほど、天才ではないので。

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