見出し画像

母から娘に伝える血の道への歩み

私が学生の頃、朝の朝礼で急に倒れる女子が何にかいました。青白く血の気が引いたその顔は、精気を失い在学中も何度か繰り返されていました。

看護師になってからも採血中に急に意識を失う女性、最近ではワクチン接種後にもこのようなことが多いと報告されています。

このような急に血の気が引いて意識を失う迷走神経反射は女性の方が圧倒的に多いとされていますね。

血の上がり下がり、滞りは感情に左右されますが、それは何も生まれてからの記憶と関連されるものばかりではありません。

DNAに転写された遠い記憶の中に残像としてある不安や恐怖心が影響されているのです。

はるか昔に、強姦や拷問等の戒めを受けられた日本女性は、その存在を消し去りたいという自己否定や劣等感、屈辱感や不安が無意識の中に埋め込まれてしまいました。

それは、自己犠牲からくる自律神経のバランスを崩していき、せっかく備わった女性性を活かすことなく終えてしまうかも知れません。

その循環を変換するのは母の役目。
性徴期から始まる「血の道」を知ることで女性は活かされていきます。


❶ ライフステージから見る血の道


ーーー 女性が二次性徴を迎えると、身体には変化が現れます。乳房の発達や初経が開始されたりと目に見える変化を想像しがちですが、本当に大切なのは、この機能の本質を知ること。

女性の身体の変化は、進化のための生理的なもなので決して辛いものではないのです。

❷ 「チ」は血 乳 地


ーーー 血液の成分から出来た免疫力の高いお乳は将来、精神性が高い子供の成長になるために必要な成分や先祖やお母さんのDNAをたくさん含んでいます。

授乳時の母子密着は自己受容を高めて自己信頼を構築していきます。将来、肥満や自己免疫疾患を予防するためにもせめて初乳は含ませてあげたいもの。感情が安定した母乳は最高の栄養源です。将来の土台作り、地固めは母乳の力ですね。

最近、母乳が出ない妊産婦が増えているのは、冷えや「〜しなければならない」などの完璧を目指すお母さんに多いからです。

子育ては人それぞれ、思うようにはなりませんから肩の力を抜いていかないと赤ちゃんにもそれが伝わり、将来の子孫繁栄に影響します。

❸  性エネルギーは創造エネルギー
  〜万物を生み出す力〜



人は生まれる時に、父と母から精を受け継いできました。
医学では腎精といわれ、生命活動を維持するために必要な氣です。

この氣が枯れてくると人は泌尿器、腎臓に影響がでて、造血作用も失われていきますから早く過去の呪縛を断ち切り、開放されなくてはならないのです。

自己信頼、自己肯定の開放は幸せな性エネルギーを放つことに繋がります。
これからの若い女性にも、燃えるような血潮流れる愛を育んでほしいものです。
「性」が「心」を伴い「生きる」ことなら性の交わりは全身全霊の行為

感覚を研ぎ澄ませ、すべての器官を使って全力でひとつになろうとすることで心も体も満たさ潤いが与えられていきます。

性機能は活きる源、言い換えると病気の原因は性にあります。


乳房や子宮を病気の器にしないためには、交わる相手、関わる人間関係を選ぶ直感力が必要ですね。

そして、更年期は、血の道の集大成。
子宮という血液の海が干潮になる時です。

引力に逆らわず流れるまま、この智慧を循環させることがお役目です。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?