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SNSの利点とデメリットとスポーツ

今日、アイスホッケーの三浦優希選手のSNSの使い方と連盟さんの対応に関するディスカッションを色々見かけたので、ちょっと書いてみました。

まず、いきなり是非を問う前に、大会の規定として、SNSポリシーがある場合があるので、IIHFや公式サイトなどを参照したいところですが、選手関係者じゃないとそこらへんは結論づけられなさそうなので、今回はそこは触れないでおきます笑

SNSの利点

テレビも公式サイトも、プル型のツールであるのに対して、SNSは拡散していくプッシュ型のツールで、見に来ない人にまで届けられる性質があります。TVというのが、東京のキー局であれば地上波7チャンネルしかないのに対して、SNSは、多チャンネルから情報が発信されて、その話題に興味がある人を経由して、複数方向へ拡散されていきます。

通勤・通学中、仕事の合間、お風呂やトイレにいるとき、ベッドに入ったときや起きる瞬間など、SNSは忙しい現代人の、細切れな瞬間瞬間での「ながら見」「ちょっと見」に非常に適した手軽なツールです。

今でも、TVのインパクトは依然十分に有効だという印象はありますが、例えば、「今日の夕方にTVで取り上げられます」という場合にも、チャネルが多岐にわたっている現在では、1番組に対する視聴率自体が低くなっている事は周知の事実だと思いますが、一方で、リアルタイム性と拡散力を特性とするSNSをうまく活用することで、いつ放送の予定で、どういった概要か、面白そうなのか、今放送中なんです、終わったらこんな番組でしたと、時系列ごとに逐一知らせていくことで、周知の機会を増やしていくこともできます。

人間、身近なものに親近感を抱きやすい心理がありますので、ダイレクトな誘因が必ずしも効果的とは限りませんが、反面、細切れに、時間を奪いすぎずに、「ときどき目に触れてくる面白そうなもの」がどこか心に引っかかってきて、何かのときに「そうだ、そういえばアレを試してみよう」「行ってみよう」となるのが、SNSの効果の1つでは?と考えています。

SNSのデメリット

SNSはたまに炎上するあぶないおもちゃと捉えている企業・団体はまだまだ多いように思います。会社のSNSポリシーに従って、事前にブランド的な文言チェックや各種のリーガルチェックなどをしたうえで、純粋な広報ツールとして使用する以上の事には、二の足を踏んでいる企業も依然と多い印象があります。

社員や団体のメンバーに裁量を与えてある程度自由に運用させる結果の、

情報漏洩リスク(IDパスワード管理を含む)
炎上リスク
上記などに伴う対応費用
などのマイナスリターンとSNSから享受する利益と思われる何かを換算したときに見合わない気がする、または、運用する以上定量的に運用して、管理したり効果測定する人員がいない&その費用が出ない

たぶん、SNS運用に躊躇するのはここらへんが課題なんだろうなぁという気がします。

SNS運用・インフルエンサーから享受する利益を可視化できるかどうか、

享受する利益>>デメリット を納得させられるだけの数値を示すことが、なかなか納得しない人を動かすためには、解決ポイントの1つなのかな?やっぱり相手を数値的に納得させるの大事だからね…。


労働基準法とか

あとは、選手にボランティアで宣伝役をやらせる場合、業務に対する対価を払わないことによる違法性の有無は?とかそういうことの検討も必要ですね。

ボランティアとは、「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」、「使用者」から指揮、監督を受けない行為を指します。

ボランティアを実施する場所・時間的拘束や活動内容の指示について、ボランティアの自主性を尊重することができるよう配慮されていれば、労働性は排除されていると考えて大丈夫ですが、名前が「ボランティア」でも、実際は労働者に該当するのに無償であれば違法ということになります。(労働者に該当する場合には労働保険への加入も必要となります。)

そういう事もクリアにする必要がありますね。

何かあった場合は、結局企業や団体の責任になるからある程度はルールを引く必要性もある反面、あんまりガチガチな運用は一つも面白くないので、ボランティアベースにするなら、やっていい事ダメな事の基準を示してその範囲でやっていただくというのが妥当かなぁ?私ならそうするんだけどなぁw


なお、このnoteは、私のフォロワーの、自分に関係ない事に対してのSNSのアクセス数が低い事を逆手にとって笑、思ったことを人の事を気にせず好き放題書いてますが、今日はそんな感じで終わりですw

週末は秩父宮杯関東大学選手権ですね。

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