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イサム・ノグチ展@東京都美術館 +夏の日記

ふと思った。 
「イサム・ノグチの美術展、いつまでだっけ」
 
うわ、8月29日(日)までだわ!

…ということで、今日行ってきました。❣️💦


|ノグチ作品、横浜トリエンナーレ以来の再会





□イサム・ノグチ 発見の道
会期:2021年4月24日〜8月29日
於  :東京都美術館


夏だし、暑いし、焼けたくない。
そんな理由も相まって、
不要不急はわりと控えているつもり。

でもこの美術展は行かなくっちゃ!

だって
今年の横浜トリエンナーレでお目にかかってから気になっていたイサム・ノグチ作品!

あの存在感…。
言葉無きゆえ、雄弁に語ると言いますか。

図録やネットじゃ絶対に足りない。
何としても実物と対峙しなければ。


|空間を調和する


今回の展示は回遊式。なんとも気楽な。私好みな。

展示会場に足を踏み入れて
まずお出迎えしてくれたのは

『黒い太陽』花崗岩の作品。

そしてバックにこれでもか!という程やさしく照らし出す『あかり』の作品たち。
初っ端から包み込まれるよう…。

会場が開けてて心地よい〜。

回遊式、好きに見て回っていいだなんて、
集団行動ニガテな異端分子には有難い。


私が今展示の中で、一番心に残ったもの…、

それは
こちらの作品『ヴォイド』。ブロンズ像。

ブロンズ像であり、そしてこの柔和なフォルムから
ヘンリ・ムーアを想起する人は、少なからず居るのでは?♡
(ヘンリ・ムーア好き♡)

見よ!この安定感バツグンの堂々たる様!

重厚感がありつつも円やかで軽やか、
親しみやすさを覚える完璧な姿態!

まるでこの宇宙が形を成したかのよう…。(わかる人だけ聞いててください)(すいません)

美しさって、調和のとれた様のことを言うのだと思う。

ノグチ氏の言う「空間を調和する」。

まさにその言葉を体現する、ノグチ氏の代表的な彫刻作品ではないでしょうか。

ちなみにこの『ヴォイド』、
国内!和歌山県立近代美術館に所蔵されているとのこと。
会おうと思えば、いつでも会えるのね〜
という嬉しみ。惚れた作品といつでも会えるという安心感ってほんとに嬉しい。(個人談)



|ふだん使わない「体のどこか」をくすぐられて


会期末が近いこともあり、予想通りの「それなりに混雑」な盛況っぷりだったので、

テンポよく見て回って、小一時間ほどで会場を後に。

ああ、心地よい…

しあわせ…♡


存在感だけですべてを語る、圧倒的な佇まい。


普段どうしても言語表現ばかりに頼りがちという現実を、

音もなく声もなく、言語を介さずに
そっと教えて貰ったような気がします。

使っていないからだのどこか、に
もっと目を向けてあげなくちゃね。


イサム・ノグチ作品は、どれもとっても優しい

ご自身のルーツはじめアイデンティティなど、
生涯随分と悩まれてきたそう。

苦悩された分だけ優しく、
人を受け入れ、森羅万象すべて受け入れる途方もない懐の広さをお持ちなのでは、と僭越なが思ったとでした。


ああ行かれてよかった…❣️


□□□

おまけ。

今年も食べ納め。

上野公園前の古き良きあんみつ屋さん・みはし

ここ最近はちょっと苦味をきかせた抹茶あんみつ一筋♡



久しぶりの遠出。(という程でもないけれど)

着たくてウズウズしていた
おろしたての赤いワンピース着て、
「コロナ回避」の名目でグリーン車に揺られ…

う〜ん、いいひと時♡



感性も、お腹も、女ゴコロも満たして、
 
楽しい夏の一日になりました。完。


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