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【本】『あえて、数字からおりる働き方』意味のある存在という生き方

マッキンゼーから始まり、リクルート、Google、楽天etcと、なんと転職を13回もされて、いまはバリ島にてリゾートライフを送っている、スーパーマン的な尾原和啓さん。

年収、貯金、偏差値、いいね!数、フォロワー数などに支配されていませんか?自分の物差しで、行動できていますか?と語ってくださいます。


少し前に読んだ同じマッキンゼー出身の瀧本さんは、若い世代に対し「圧倒的な教養を身に着けて、自分の頭で未来を考えて行動しろ」だったのですが、

尾原さんは、こうすればもっと意味のある存在になれるかもよ、頑張ろうね、とマイルドに様々なノウハウを教えてくれて、背中を押してくれる感じです。(とはいえ、そこまでするんですか!というものもたくさんあります)

いくつか響いたポイントをご紹介します。


1.Giveの基本は「相手の視点に立つこと」

与える行為=ギブには、2種類あります。

1つ目は、自分の内側にある力で、人にありがたいと思われること。

2つ目は、相手の視点に立って、自分の外側にあるモノに自分の思いを乗せてギブすること。

たとえば、1つ目は、自分の持っている知識や技能などで、「ありがとう」と言われること、2つ目は、「あの人はきっとこれが必要だろうな」と考えて、それをギブすることです。

1つ目に関しては、仕事でごく普通に行っているのですが、2つ目に関してはあまりできていないな、と感じました。

ギブするためには、相手の

1)視点・ポイント 2)ニーズ 3)苦しみ、困っていること 

が分からないといけないので、相手の傾向を分類することを、お勧めされています。

具体的には、

1)論理型か感情型 2)新規型か権威型 3)トレンド型かタイムレス型の3軸です。

これを4象限で考えてみると、

わたしは共感などの感情優先で、トレンドも長く続く普遍的なものも好き。
(尾原さんは論理型のタイムレス型)

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さらに、新規と権威もあまりこだわりがなく、時と場合によります(和菓子などは老舗に惹かれがちなので、やや権威寄りかも)

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とすると、自分と同じBさんのような感情型の人の考えることは分かりやすいので、Giveするときには、自分と真逆にいるようなA,C,Dさんのことを思い浮かべたほうが、難しいけれども視点のトレーニングにはいいのでは?と感じます。
(なにかギブしてほしい、という人はぜひ具体的に教えてください 笑)

ほかにも、ある人の思考をインストールするために、その人がTwitterでフォローしている人と、同じ人をフォローするセカンドアカウントの作成や、食べログやTwitterで情報の上流へ行く方法、Facebookのタイムラインを会う人好みに誂えておく、などのノウハウも含め、尾原さんは圧倒的努力をされている方なんだなあということが、よくわかります。


2.新しい分野・ジャンルの30分での学び方

①アマゾンでキーワード検索 トップセラーかつ評判がいい本選ぶ
②グーグルで「本のタイトル名 まとめ」「本のタイトル名 感想」などで検索
→1ページ目の結果をすべてタブで開く
③記事を読みながら、心が動いたものなどをメモする
④5冊ほど終わったら振り返る
=これで基礎知識を得ることができる 必要なものは購入

が、効率よく学べるとのことです。

最近、本を読むときに目的を明確にする、ざっと目次と全体を眺めてキーワードを拾う、前書きと後書きをはじめに読む、などは行っていたのですが、こういう勉強方法があるのか!と思いました。

1冊の本をじっくり読むのはけっこう時間がかかるので、早速、最近興味がわいてきている、宇宙分野で試してみたいと思います。


3.マッキンゼーサンクスレターと1対1で向き合うこと

僕がマッキンゼーにいた頃は、先輩方から「サンクスレターに命をかけろ」と叩き込まれていました。今はどうか分かりませんが、当時のマッキンゼーでは必ずアタッシュケースを持つ習慣がありました。

理由は2つ。

1つは鍵をかけることでお客様の機密文書を守ること。もう1つは、固くて平らなケースを机代わりにして、帰りのタクシーで手紙を書くためです。
そしてすぐに投函し、翌日にはお客様へ肉筆のサンクスレターが届くようにするのです。

手紙には、お客様からいただいたどんな話が参考になったか、自分にとってどう有り難かったかを細かく書き綴ります。その上で、またご縁をいただけたら、全力でお付き合いさせて下さい、とご挨拶するのです。 

コンサルタントは、お客様などから知恵、知識、知見を「いただく」ことから成り立っているからだということですが、マッキンゼーが、こういうアナログな部分、1対1で向き合うことを大切にしていることが新鮮でした。

サンクスレターのときに素敵な文章をかくためにも、やはり語彙力・表現方法を、より磨きたいものです。


これからすること

まずは本当に小さな一歩ですが、明日から、3日に1回は最低5人の立場になって、その人にとって役に立ちそうな本や情報などから、共有していこうと思います。そして、新しい分野をお勧め方法で学んでみて、古典もじっくり味わってみます📚

誰かにとっての100円コーヒーではなく、500円コーヒー☕(心地良さという意味です)になれることを目指します!
※そしていつかはホテルの1,000円コーヒー(笑)


これからも、楽しみにしています、素敵な本を、ありがとうございました!


【再掲】


【尾原さん著作 単著】


【尾原さん著作 共著】






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