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パンダが目印のあのワイナリーへ

新緑の気持ちの良い時期になった。

あーーー!
旅に出たい!
そう思って久しぶりに遠出をした。

朝早く出発。
眠い目を擦らせて向かった先は、、、、、、、、岡山!

私の中で今一番ワインでホットな県である。

岡山県は瀬戸内海に面した穏やかな気候に恵まれ「晴れの国」とも呼ばれている。
ピオーネや高級マスカット、白桃など多くの果物栽培で有名だ。
なかでもブドウ栽培は130年以上の歴史を誇る。
その歴史的な栽培方式に注目して、ワイン用のブドウ栽培に応用したワインづくりが行われるようになってきたのだ。

これは行ってみなければ!
そんな想いで三重から車を走らせ5時間ほど。
到着したのは岡山県の北西部に位置する新見市哲多町。
その名もdomaine tetta (ドメーヌ・テッタ)というワイナリーだ。
ドメーヌとは、ぶどう栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでの工程を全てその場所で行なっているという生産者のことを指す。


ワイナリーの目の前は一面のぶどう畑。
ぶどうの樹の上には雨除けの為のカバーが掛かっている。
ここは元々地元のぶどう畑だった場所だったが、担い手がおらず耕作放棄地になっていた。
2009年に創業者の高橋さんらが美しいぶどう畑の景色を取り戻そうとワイナリープロジェクトをスタートさせたそう。

ワイナリーの建物。緑とのコントラストが綺麗。

畑を見下ろせる場所にはこんなおしゃれな建物が!
岡山出身で世界的に活躍しているインテリアデザイナーの片山正通氏が手がけているそう。
これがdomaine tettaのワイナリー兼カフェになっている。

正面から見た建物。窓の向こうはぶどう畑が見渡せる。

カフェでは外のぶどう畑と中の醸造施設をどちらも眺めることができる空間になっていて、ランチが楽しめる。

シャルドネ ペルラン2021とインド豆のタルト

お料理はジャンルレスで地物の食材を使ったコース料理が堪能でき、domaine tettaのワインをグラスワインでたっぷり、試飲サイズでちょっぴり、2種の量で楽しめる。

この日は日差しが眩しく車内では汗ばむくらいの気温だったので、まずはやさしい微発泡の白、シャルドネ ペルランを。
スイスイ〜っと喉を抜けていく心地よさ。
やさしい泡立ちとふんわりとした果実味に癒される。

前菜の盛り合わせ:
仏産鴨のロースト、瀬戸内産鯛の塩漬けと魚貝のタルタル、総社産カリフラワーのムースと境港産甘エビ

タルタルはフレッシュハーブも沢山使われていて爽やかな一品。
二杯目以降に頂いたロゼワインやオレンジワインとも好相性。

ピノグリ マセレ2020    アナグマの家族写真?が可愛い
千屋牛のランプステーキ

メインは新見市のブランド牛・千屋牛(ちやぎゅう)のステーキ!
溶けてしまうような柔らかさで脂も美味しく、赤のパーアザール2020と一緒に頂きました。この赤ワイン、苗木屋さんの発注ミスで白ブドウを植えていたと思っていたのに黒ブドウができたそうな。びっくりですよねw 品種不明だそう。落ち着いていてやさしい旨味があり美味しかった。

パー アザール 2020

全部味わいたい!
ワインはいつも欲張ってしまう。
気づいたら全てのワインを飲んでいた(笑)

この日の本日のワインは7種!


domaine tettaのシンボル、パンダ。
創業当時、ぶどう畑を再生する中で地中から出てきたそう!
今ではワイナリーの入り口にあるトレードマーク。


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