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自己紹介は「私」から書き始めない/作家の僕がやっている文章術092

「集客ができる自己紹介(プロフィール)文章」の書き方を知りたいとのご相談を受けます。

まずは「私は~」「私が~」「私の~」などの「私」から書き始めないでください、とアドバイスします。

<文例1>
私はまったく料理ができませんでしたが、28歳のときの結婚を機に初めは料理教室に通い、作れる料理のレパートリーが増えていったことで、料理に目覚めました。

食べてもらったときの「美味しい」の言葉に背中を押されて、料理研究5年を毎日続けて、33歳のときに、自宅で料理教室を始めました。

私が作る料理は、旬の野菜や季節の魚や肉を使った料理から、オーガニック素材で作るなど、健康に配慮したメニューが特徴です。

ドイツの高級オーダーキッチンのプルトハウス製の落ち着いたキッチンで、あなたも料理を学びませんか。

私もまったくの初心者から、料理教室を主宰するまでになったのです。
あなたもきっと料理上手になれます。

笑い声のたえないキッチン。オーガニック素材の健康志向。何より食べた人を「美味しい」とうならせる豊富なメニューで私と一緒に料理を学びましょう。           〔バナー〕

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書いている本人は自己紹介(プロフィール)をできていると思っています。

しかし自己実現できている「私」から、不特定多数へのお誘い文になっているのです。自己実現ができていない人からは、敬遠されがちな文章です。

プロフィールは「あなたごと」として書く

自己紹介(プロフィール)文書を書くコツは「自分事」ではなく「あなた事」に考えの視点を置き換えて書くことです。

さらに付け加えれば自己アピールを盛り込まないことです。

だから「私は~」では書き始めないのがコツなのです。

では、どう書けば伝わりやすく、共感してもらえる自己紹介文になるのでしょうか。

そのノウハウをお話します。

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