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「~を行う」は書き直す/作家の僕がやっている文章術151

よく「〇〇を行う」と書かれている文章を見かけます。

<文例1>
住宅の修繕を行うのに、給付金をもらえるのをご存じですか。

今回は実際に、この方法を行った人の体験談をお読みください。

見た目にまったく問題のない築10年の一戸建てを所有している人が、ここで紹介している方法を行ったところ、突然300万円もの臨時収入がもらえたんです。

全額を住宅の修繕を行うのに使わなくてもOKで、家族で旅行に行ったり、住宅ローンの支払いに充てたり、豪華なディナーも実現できちゃいます。

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文例1はWebライター歴3年のMさん(40代男性)が書いたランディングページ(LP)です。

クライアントは損害保険申請サポート会社でした。

Mさんは、いま勤めている会社を辞めるために、専業Webライターとして収入をあげたいと、私に相談を寄せました。

Mさんの書き癖として、私は「行う」をたくさん使いすぎて、稚拙な印象になり、パッと読んで分かりにくい文章になっていると指摘しました。

では、どのように書き直したら、つたなさが解消され、読み進めやすい文章になるのでしょうか。

今回はそのテクニックをご紹介します。

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