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今年は桃を食べ損ねた気がする
コミュニケーション×色の専門家、MIKUです。


いつの間にかスーパーには葡萄や梨が…

今年は桃をあまり目にしなかった気がするのは、酷暑のせいでしょうか。(桃缶を握りしめて帰りました)



今日は、NVCについて
ちょっぴり詳しくなれる記事


「うっかり言っちゃう言葉」


あなたはこれまで、こんなふうに子どもに言ったことはありませんか?

「勉強しとかないと将来困るよ〜」
「昼夜逆転のままだと友達と遊ぶ時にしんどいよ」
「今準備しておかないと、明日忘れちゃうんじゃない?」

これは暗に、

「〇〇しておかないと、損するのはあなただよ」

と含みを持たせた言い方。


こうやって私たちは無意識に、相手に対して

「今は分かってないみたいだけど、損をすると知れば
自分の考えを改めるはず」

という期待を込めて、こっそり相手をコントロールしようとするんですよね。(怖いですねえ〜)

もちろん私も、過去には息子にこういった声掛けを山ほどしました


ですが、こういう

「じゃあ損をしたくないからやるか…」

という形で

人間のモチベーションが上がることは、まずあり得ません。



例えばあなたが、上司に

「この資格を取るのが必須になったんだ。もし取らなかったら減給するからよろしくな」

と言われたらどうですか?

ポジティブな気持ちでは、取り組めないですよね。



それよりも

「より良いサービスをお客様に提供するために、みんな、この資格を取ってもらえるかな?みんなの成長や経験にもなると思うんだけど、どうかな?」

と言われたら?

そうかやってみるか…という気になりませんか?


ここがポイント!!


先ほどの上司の後者の言葉は、NVCの「ニーズ」を交えながらリクエストしている形です。

「〇〇(ニーズ)を大事にしたいから〇〇(具体的な方法)をしたいんだけど、あなたはこれを聞いてみてどうですか?」

こんな形で、相手にまず「リクエスト(提案)」するわけです。


だから子供との例を、NVCの「感情」「ニーズ」を交えながらリクエストする形を取ると…

「勉強しとかないと将来困るよ」
    ↓
「お母さんは、勉強して将来の選択肢が広がって、挑戦や楽しさが満たせた経験があって。あなたにもそういう体験を味わってもらえたら嬉しいんだ(つまり、体験を共有したい)。これを聞いてどう思う?」

というふうに言い換えることもできるし


でも本人が

「将来のことよりも今の時間、楽しさを大事にしたい」

というなら、それを尊重する選択肢も生まれます。



そして、こういった「相手をコントロール」しなくても、スムーズに気持ち良いコミュニケーションを叶えてくれるのが、NVCでもあるんですよね。

まとめると…


私たちはつい、子供に自分から行動して欲しくて「〇〇しておかないと、損するのはあなただよ」という言い方をしがち。

だけど本来、マイナスを避けるために行動するよりも、プラスをするために行動する方が自立やモチベーションに繋がります。

子どもに何か促したいときは、お母さん自身は「なぜそれを言いたいのか?」を一旦考えてみてくださいね。


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