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女を賞味期限と言うな。

どうしてだろう、嫌だった言葉ほど記憶にこびりついている。

飲みの席の帰り道、一緒だった男性が30代半ばの独身女性のことを「もう無理だろうね」と言った。

この人は女性のことを子供を産む生き物としか見てないのだろうか。男の人はいいよな。仕事に夢中になれて、仕事で成功すれば、若い子を捕まえられるとおもっているに違いない。

実際問題、“賞味期限”という言い方はしたくないけど、子供に関しては期限があるとわたしもおもう。でも、そんな風な言い方しなくたっていいじゃない。それだけが女の生き方じゃない。

仕事に成功した女性が口にする言葉を聞いたことがある。

「すべてを手に入れた女もいる。
それが悔しい。」


決まってその話題の愚痴大会になるそうだ。わたしはそれを聞いた時、ゾッとした。たしかに女性の憧れをすべて手に入れた女性は、少しくらい妬まれても仕方ないとさえ思った。

大人になればなるほど、目を背けていても“現実”が迫ってくる。他人の目の数が年を重ねるごとに増えていくみたいに。

どんな人生にも覚悟が必要みたいだ。「こんなはずじゃなかった」と思って生きていくことだけはごめんだ。これだけは譲れない、そういうものをちゃんと見つけておきたい。

どんな未来が待っていても、前を向いていられるように。自分の足で立っていられるように。

#コラム #エッセイ #女 #結婚 #恋


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