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障害者が「結婚」を

障害者枠でスーパーのベーカリーで働いて8年以上。

体調を崩して、初めて一ヶ月の長期休養中です。

一番好きなのは、自分自身だったせいか、今までずっとひとりで生きてきました。

ベーカリーの周りはおばちゃんばかり(私はおじさん)。

その中で、入社時の噂で「すごく綺麗な人」という方、Aさんがいます。

Aさんは結婚されていて、歳も私より15歳は上です。

マイペースが「せっかち」な方で、飲食業向き。ものすごく仕事が早く、ベーカリーの皆を仲良く楽しくまとめてくれる、とても頼もしい方です。

私とその方が、長時間でした。あとは短時間。皆パートです。

その後、Aさんは短時間に変わり、Bさんが代わりに長時間に。Bさんは2番目に仕事が早く、それでも慣れない長時間のため、私はいろいろ教えたりフォローしたり。

ある時です、ふと、ちょっとした時にBさんが「Aさん、◯◯さん(僕のこと)好きなの〜?」と、軽く言っていました。BさんもAさん同様、コミュ力抜群の方です。

Aさんは何も答えず。

スーパーは女社会。私は「命に代えても、それはない」と、自分に言い聞かせて、周りとの信頼関係というか安心関係というかを守ってきました。

私は、もともと気の多い人間なんです。

「Aさんは自分の母親で私は息子」と、言い聞かせてきて、そういう気持ちは持たないようにやってきました。

突然の「両思い」?な状況に戸惑いましたが、Aさんとの結婚まで考えてしまいました。「空想」と、カウンセラーから。具体的な行動にはうつしませんでした、幸いにして。

ただ、結婚には準備が必要。約束してこれから準備、というのは現実的ではありません。

一ヶ月の療養が、あと一週間で終わります。4月から職場復帰です。

いろいろ考えて、再来年、大学を再受験しようかと思っています。

私は某私大の機械科を中退。高卒扱いです。

立派な仕事がしたいです。

そのためには良い基礎が必要。

これは、本当に仮の仮の話です。

私はとある理由から、京都大学の経済学者、依田高典先生を慕うようになりました。彼のラボでいい博論を書けたら…。いい基礎ができるに違いない。

ただ、経済学にも疎い私。先生のご専門は「フィールドワークを活用した、機械学習による経済学の一分野」。書いていて私は、何のことを言っているのか全くわかりません。

ただ、もし経済学に進むとしたら、「社会経済学」(たしかこういう分野があったと思います)が面白そうです。有名なのは、ノーベル賞を取っていたかもしれない、故宇沢弘文先生。

宇沢先生は東大の数学科卒業後、シカゴ大で経済学に転向。経済学で大きな業績を残して、さらに研究室も飛び出し、社会のあり方を探る活動もされたとか。今も続く、公害問題が大きかった時代。

地元の国立大の、数学科受験を考えています。

父は数学者でした。そして私は中学時代から数学がものすごく苦手。ただ、数学は嫌いではありません。

きっかけを与えていただいた、Aさん、Bさんには感謝しかありません。

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